コロナ明けの日本社会は?

4,569人の来場者で新記録が出た。少し日を置いてしまったが、日曜日に佐賀県の吉野ヶ里で開催した「カワサキコーヒーブレイクミーティング」である。まずは参加していただいた方に、あらためてお詫びだ。写真のように、駐車場へと続く長蛇の列ができてしまい、真夏のような暑さの中で入場までにかなり長い時間を要してしまった。申し訳ありませんでした。

 

予想では過去の開催から考えて1,500人くらいだろうとしながら、今年のイベントはどこも来場が多いことから、ひょっとしたら2,500人もあるかもしれないとしていた。コロナでウズウズしていたライダーたちが、どの会場でも羽を伸ばすかのように駆けつけるのである。だがまさかの4,500人とは。読みが甘いと言われれば言葉はないが、1998年に始まった「カワサキコーヒーブレイクミーティング」の歴史で考えても異常事態と言える。これまでの最高記録は 2001年に琵琶湖で記録した3,773人で、以来10年以上に渡って破られることがなかったのだから。それを今回は約800人も上回った。

 

コロナリバウンドが起きている。うちが主催や共催しているイベントは、どこも天気さえよければ想像を超える大盛況である (今回は超えすぎだが…) 。バイクイベントに限らず、イベントごとは多くが中止に追い込まれた。ならば一人でバイクに乗って遊びに行けばいい。コロナの感染リスクもない、と書いたところ、バイクで遊んでいてコケて医療関係者に迷惑をかけたらどうするんだなんて批判を受けたりもした。そう、去年まではどこか肩身の狭い開催だったり、中止ももちろん多かった。が、やっと明けた気分がする。まだまだ冬に向かって予断を許さないが、旅行のキャンペーンも始まるし、2020年の春から始まった萎縮生活とは明らかに異なる昨今だ。

 

だが取り戻せないイベントも多数ある。イベントだけでなく様々な仕事に大きな影響が出ていて、が知る限り飲食店はかなりの苦戦を強いられている。オフィスがある港区のビルの家賃が大きく下落したから、お引っ越しをなんて提案も受けた。明らかに生活様式が変わってしまった。呑みに行くとか、会社に行くという行為がいらないことに、社会が気がついてしまったかのようである。僕は完全否定なのだが、飲みニケーションは死語になりそうだ。イベント全開、旅行キャンペーンは開催でも、愚か者だけが呑みに行っていると指を差されそうな昨今である。いろんなシフトチェンジが強いられる今年から来年となることだろう。

 

僕の仕事でいえば、前述したとおりイベントは超リバウンド状態で絶好調である。今月末に僕が主催する海岸清掃イベントの「ラブ・ジ・アース ミーティング」も、20周年記念にして最高記録…、な〜んてことを夢見ている今日だ。
 

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