寅さんの部屋 ~大編集後記。

 

今日も元気に 最新号 (vol.75) のご紹介、大編集後記をつぶやかせていただく。

 

「名作の舞台になった家」とタイトルした第三章のそのまんまに、サザエさんとドラえもんの家が4ページずつ解説されて、にとっては真打ちの登場が今日のビジュアルだ。

 

なんで僕は、そして日本人はこれほどまでに 寅さんを愛するのだろう。問われれば僕は、すべてが昭和の原風景だからだと答える。スクリーンいっぱいに詰まった昭和の香りは、ガキの頃や青年期にはさほど魅力的に感じなかった。もっとキラキラした世界の方ばかりに気持ちがいっていた。心が幼いのだから仕方あるまい。いつからだろうか、テレビで観る度にその魅力に没入していくようになった。それも観る度に以前より強く惹きつけられるようになっていく。そしてやがて『寅さんDVDマガジン』なるすばらしいシリーズに出会い、全50巻を揃えてしまったジャンキーである。お盆時期と年の瀬になると観たくなるから、年に2~3本をチョイスしては楽しんでいる。老後は1日5本の寅さん祭りなんてやりたいなと夢描いている次第だ。

 

かつて千葉県の松戸市に住んでいた頃は、ちょくちょく柴又に出かけていたのだが、近年は足が遠のいていてこのページの取材にご協力いただいた「葛飾柴又 寅さん記念館」には行ったことがない。寅さんファンを名乗る資格なしだと叱られそうだから、近々お礼がてら伺ってこようと思っている。帝釈天とその界隈全体が大きなロケセットに見えてくる、と本文にあるように、柴又は気持ちのよい町だ。そこにこんな主役があるのだから、あたり前田のクラッカーで出かけなければ。

 

この4ページに続いてさらに圧巻なのが、昭和のマンガの舞台になった家の間取り図がこれでもかと並ぶ。『ちびまる子ちゃん』から『めぞん一刻』、丹下拳闘クラブ までどれもこれも昭和な家々である。18作品の家が、楽しい6ページに詰め込まれていて必見だ。

 

まーだ買っていないなんて方はこのつぶやき読者にはいないかもしれないが、念の為申し伝えておく。今回の特集はジワジワと胸に迫ってくる、買いの一冊ですぞ!!
 

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