山本 昌さん、やったーっ!!

5月11日発売の次号制作現場は、なんとか一歩ずつゴールへと向かっている。特集は、昭和40年男が熱くなった8つのライバル関係を綴っていて、原稿の数々を見ながらニヤついている僕だ。もうひと踏ん張りがんばるぞー。

気がつくと今日で4月も終わり、2012年の1/3を消化してしまったことになる。お正月に誓ったことがほぼ達成できていないことに、我ながら情けなく反省しきりだ。日々流されていくことに歯止めをかけないといかんと思いつつ、また流されていく4ヶ月だった。窮屈になるかもしれないけれど、タイムキープと目標管理を抜本的に変えないといかんのだろう。7月に誕生日を迎えると47歳で、いよいよ50代が直前に見えてくるから、そのステージにうまく繋げていくため40代をうまく仕上げたい。たかが10年刻みのゴロ合わせのようなものかもしれないが、10代から20代に入ったときに、ステージの変化を強く感じて以来、このゴロ合わせを無理にでも意識するようにしている。がんばっている先輩方から、この10年が後の10年を高めるとはよく聞く話である。同じく40代中盤から50代前半くらいが、男にとって1番いいときだともよく聞かされる。連載企画の『ガツンとひと言、兄貴の説教』でお馴染みのセリフで、ここをどう生き抜くかを問われているのだ。

こんなことを考えているのは月が変わったからだけでなく、今日届いたうれしいニュースによるところも大きい。山本昌さんの球団記録となる勝利だ。去年の春季キャンプにインタビュー取材をさせていただき、注目していたシーズンだったが、残念ながら1年を棒に振ってしまった。そしてのぞんだ今シーズンは、すでに一勝していている。前回の登板では父親の通夜を翌日にひかえて7回1失点のナイスピッチングだった(リリーフが打ち込まれ惜しくも勝利はつかなかった)。今日はキャッチボールの相手をしてくれた、昌さんの最大の理解者だった父親に、哀しみを乗り越えて勝利を捧げた格好だ。

去年のインタビュー時に、新しいフォームに取り組んでいるとタメ年男は言った。体中アチコチが痛くて、満身創痍だとも語っていた。怪物だらけのプロの一線にいることがどんなに大変なことか、タメ年だったらわかるだろう。言うまでもなく、1日1日を大切に積み上げてきた結果が、こうして大きな勝利に結びついているのである。こんなにいい影響をくれる昭和40年男がいることに感謝しつつ、自分へと活かさなければ傷だらけのがんばりに申し訳ない。明日から始まる1月を、そして1日を実りあるものにしたいものだ。

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  1. 脳挫傷による見えない障害と闘いながら

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