クイーンを奏でたステレオ ~大編集後記。

 

今日も元気に 最新号 (vol.75) の ご紹介をさせていただく。元気といえば今宵も「浅草秘密基地」を開催して、ガハハで過ごすつもりだ。共に笑いたい方はぜひご参加あれ。

 

昨日も触れたが部屋とは最も長い時間を過ごした場所だ。そこで悩み、苦しみつつも何らかの努力で解決し続けてきた。加えて、快適性を求めて自分なりの工夫を織り込んでいくのを楽しんだから、こんなおっさんになっても部屋への愛着は変わらない。

 

さて、今日のビジュアルのイメージイラストと、みなさんが中高生時代を過ごした部屋と比べるといかがだろう? 僕は当時ベッドってのに強く憧れた。どのくらいの普及率だっただろうか。僕の育った東京荒川区では低かったと思われるのは、当然ながら部屋が広くないと採用されないからだ。弟と2人で6畳だった僕の部屋には無理だった。このページを執筆した2コ下男の大須賀さんは、8畳の部屋が中2にして与えられたというからうらやましい。と、そんな部屋事情は同世代諸氏によって千差万別だろう。

 

左ページでは中高生の部屋によくあったモノが6つ並べられていて、僕は4勝2敗 (!?) の好成績である。レコードはクイーンに始まり、次々と趣味嗜好の移ろいに合わせてコレクションされていった。ギターもヤマハのアコースティックギターに始まり、エレキギターへと進化していった。愛読書は少なかったものの、まあ人並み程度には…。ラジカセは中学時代はモノラルだったがあるにはあった。わりといい線いってるなと思うのは、このイラストでは見当たらないステレオがあったことだ。下請け品の家具調ではあったが。

 

このステレオこそが ♪夢の揺り籠さあ〜 (by 鳥羽一郎) 。兄弟船のようには揺れないまでも、毎日心を強く大きく揺さぶられた。前述したように中1の時にクイーンの『ジャズ』をお年玉で購入した。中1の冬休みのことで、当時の最新盤だった。以来、よりハードなものや複雑なものへと行き、やがて反作用の如くシンプルなものに急速に向かっていった。モノラルのラジカセが流すラジオ番組の数々が、その変遷をリードしてくれたのだ。とまあ、部屋のことを考え始めるとタイムトラベルが Go to キャンペーンになる。さあ、みなさんも一緒に出かけましょ!!
 

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