日曜日、今日の予定はどんなんでしょうか? 僕は宮城県で「カワサキコーヒーブレイクミーティング」というイベント仕事で強く強くタクトを振っているから、興味のある方はバイク乗りでなくともお越しくだされ。そしてそんな今日も、元気に 最新号 (vol.75) のご紹介をさせていただく 大編集後記 だ。
特集 は序章の子供部屋についての考察を経て、第一章の今日のタイトルへとつながっていく。“変遷” としたのは過ごした時期を3つに分けて解説したからで、小学生、中学・高校時代、一人暮らしとしてイメージイラストを載せている。今日のビジュアルはその小学生編で、左ページには小学生の頃に親しんだモノが配置されている。地球儀は3年生の時だったかな、誕生日に買ってもらった。鉛筆削りは 入学に合わせて新品を卸してくれ、ものすごくうれしかったことを覚えている。てんとう虫プレーヤーは友人が持っているのがうらやましかった。僕のはなんとも洒落っ気のない四角い箱だったからだ。
寝る時間を含めれば、部屋は最も長い時間を過ごす場所であり、いつも悶々としながら悩んでいた。居間はテレビ鑑賞と食事の場所で、夕飯を終えて観るべきテレビがなければ部屋に行く。その部屋とは、趣味嗜好と成長を掛け合わせながら変化していくものだ。10代後半の時に貼ったオーティス・レディングのポスターは今も貼ってあることから、激しい部屋の変遷は20歳くらいの頃にほぼ完了したということだ。だからだ、嗜好が激しく移ろう育ち盛りは時間の流れが今よりグーンと遅い。
中高生時代、特に高校時代は女の子のことばかり考えていた恋の季節だ。すぐ好きになっては、告れないまま彼氏の存在を知り終わっていく。小中高と通じて告った覚えがほとんどないのは、もし断られたらカッコ悪いと思っていた臆病者だからだ。加えて、女の子からモテたことがないから自信もなかった。高校時代は髪の長いロック野郎だから、誰も近づいてくれない。そのくせ、一丁前に恋は次々にする。だってね、高校時代って女の子がどんどんかわいくなっていくのだもの。あの子この子に恋はするものの、部屋で悶々としながら勝手にハートブレイクしてはバラードで慰めてもらった。
部屋で過ごしている自分を思い出すと、やはり高校時代が最も揺れる小舟のようだなと思う。ハイティーン・ブギですな。僕の実家は残念ながらなくなってしまったけれど、目を閉じれば弟と過ごした子供部屋がクッキリハッキリと見える。青春に心をふるわせた部屋~ (by BOROさん) 。