3番勝負! ジャンプ vs チャンピオン

毎度お馴染みの本誌連動企画「3番勝負!」にはご投票いただけましたか? そろそろ本誌の〆切なので、未投票の方はぜひお願いします。

今回は昭和40年男が世話になった雑誌対決とした。まず1発目は『週刊少年ジャンプ』vs.『週刊少年チャンピオン』だ。マガジンサンデー を含めてどれも勢いと凋落を目撃し続けることができた昭和40年男だ。小学生時代ということで4誌の中からこの2誌の対決としたが、皆さんの小学生時代はいかがだっただろう。

以前、本誌で 石井いさみ先生にインタビューした。テーマはもちろん『750ライダー』だった。印象に残った言葉が、発売日の電車の網棚にチャンピオンがたくさんのっかっていたとの言葉だ。小学生だった頃に日常的に電車を使っていたなんて方は稀だろうから、その光景をほとんどの昭和40年男は知らないわけだ。あの勢いは社会現象だともおっしゃっていた。確かにパワーのある作品が多かった。

読み出したキッカケは『ドガベン』で、初めて定期購読した少年誌だった。近所に古本屋があって、発売の翌日にはほぼ半額で店頭に並ぶ。そいつを買ってきてはワクワクしながら読んだのが昨日のことのようだ。キッカケは『ドカベン』だったが、『マカロニほうれん荘』のまったく予想のつかないドタバタぶりにもめいっぱいハマった。リアルタイムで手塚作品に触れる機会となった『ブラック・ジャック』や、トイレに行けなくなる『エコエコアザラク』なんてのも入っていて、小学生には最高のマンガ誌だった。小学校を卒業した辺りで、チャンピオンから離れた覚えがある。

バラエティのチャンピオンに対して、影響を受けた作品が多かったのがジャンプかな。『サーキットの狼』は小学生たちの胸を撃ち抜き、らは完全に踊らされた。『リングにかけろ』を読み、パワーリストがあればブーメランフックを打てると信じ、通販にお年玉をつぎ込むヤツが続出した。なんと単純なのだろうか。最も夢中になった小学生時代を経て、アラレちゃんひばりくん 辺りまでなんとなくつき合っていたが、やがて離れていった。

チャンピオン・ジャンプのゴールデンコンビから、サンマガと呼んでいた水曜発売コンビへと移っていき、やがて衝撃の『ヤングジャンプ』に股間を熱くした。チャンピオン、ジャンプが部数をガンガン伸ばしていくのを手伝った世代であり、ヤンジャンを始めとする青年誌が全盛期へと駆け上っていったのも、昭和40年男は大きく起因しているのだから、マンガ世代だと堂々と胸を張れる (偉いのか?) 。その入り口となっただろうジャンプとチャンピオンの対決やいかに? 今すぐ投票願います。皆さんのマンガ体験メッセージなんかも聞かせてもらえたらうれしいなあ。
 

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6件のコメント

  1. 「チャンピオン」の750ライダー最高。がきデカやマカロニほうれん荘とかのギャグ系は正直ついていけなかったが。
    ただ、リングにかけろの頃からジャンプに宗旨替えしました。あのころのジャンプはもう、無敵、という感じでしたね。

    • そうですよ!! 『リングにかけろ』は燃えましたよね。巨人の星と異なるお姉ちゃん像が、昭和40年男には抵抗がない感じがしません? それにしても、ジャンプへの乗り換え時期といい、ギャグマンガについていけないところといい、僕とほとんど同じ感覚の片がいてちょっとホッとした気分ですよ。

  2. ぼくがチャンピオンを読むようになったきっかけは「がきデカ」です。(笑)

    あとは「恐怖新聞」、「エコエコアザラク」、「マカロニほうれん荘」ですね。

    それと不思議なものばかり売っている「通販」の広告もありましたね。
    価格分の切手を送るというアレです。

    ちなみに学校では「おとなしい子」で通っていました。
    けれど「がきデカ」です。(笑)

    • 『がきデカ』からチャンピオンにのめり込んだ方も多いですよね。当時の僕はギャグマンガに対してイマイチ入り込めなかったんですよ。なんでかなあ。通販の広告って小さい写真がたくさん入っているヤツですよね。あれこそギャグですね。

  3. 昭和40年女です。私も初めて定期購読した少年誌が「チャンピオン」でした。とにかく野球が大好きで水島作品のファンでしたから、ドカベンは夢中になりましたね。テレビ放映もかかさず見ていました。挙げ句、『ドカベン』のミュージックテープまで買う始末。今でも里中君の応援歌、歌えます!
    『がきデカ』は、ちょっと女の子には恥ずかしかった記憶が・・・

    • おーっ、女性からの投稿とはうれしいです。〆切でささくれた胸に花が咲きましたよ。ドカベンは女性にも受けるんですね。確かにがきデカはキツイのはよくわかります。逆に僕も『ニューヨークダンスカンパニー』と『ニューヨークバード』にハマりまくった男です(ちょっと恥)。

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