オフィス・タカハシは、長崎県にある軍艦島を約1/1700のペーパークラフトで再現した『軍艦島ペーパークラフト』を4月19日(木)より発売開始した。
廃墟ファンから圧倒的人気を誇る軍艦島は、海上炭鉱として日本の近代化を支えてきた長崎県にある端島のことだ。当時最先端だった構造物が立ち並び、狭い島内には最盛期には5000人を超える人が住んでいたと伝えられている。現在の東京の数倍という高い人口密度で活気に満ち溢れていた時代があったのだ。その景観は軍艦に例えられ、やがて「軍艦島」と呼ばれるようになった。
エネルギー革命とともにその役目を終えた軍艦島は、1974(昭和49年)に閉山。林立していた建築・構造物はそのまま廃墟となり、静かな眠りにつく孤島となって、人々の記憶から長らく忘れ去られていたが、島内の放棄された施設は当時の様子をそのまま残していることから注目を集めるようになり、現在では世界遺産に登録しようという動きも活発だ。
Wikipediaによると
「端島は本来は、現在の3分の1ほどの面積しかない小さな瀬であった(当時の瀬の大きさは南北約320メートル、東西約120メートル)。その小さな瀬と周囲の岩礁・砂州を、1897年(明治30年)から1931年(昭和6年)にわたる6回の埋め立て工事によって拡張したものが、現在の端島である。その大きさは南北に約480メートル、東西に約160メートルで、南北に細長く、海岸線は直線的で、島全体が護岸堤防で覆われている。面積は約6.3ヘクタール、海岸線の全長は約1200メートル。」
とある。軍艦島が、小さな島を埋め立てて拡大していった炭鉱基地だったことがわかる。
同社は、ペーパークラフト・パース・模型の製作を行なうエスティパース(福岡市東区)と協力し、この軍艦島をペーパークラフトで再現。全80パーツから構成され、完成までの平均所要時間は約2~3日だという。崩壊した建築・構造物も配置され、ひしめく構造物や自然と人口が融合した絶妙な景観など現在の軍艦島の状況を現している。
パッケージサイズは300×110mm、全80パーツ、完成サイズはL95×W274×H33mm。価格は1365円(税込・送料込)。購入は本サイトから。