香川県琴平町に住む昭和40年生まれの現代美術作家・蔵本秀彦の絵画展『それでも木漏れ日は』が、香川県観音寺市観音寺町のブティックミント花の蔵で開かれている。
蔵本は筑波大学大学院修了後に帰郷し、創作活動を続け、国内外の展覧会で入選を重ねる。一方で、母校の高松工芸高校美術科の教諭として後進の育成にも務めている。
その蔵本が東日本大震災以降、作品のテーマにたびたび持って来るのは福島への思い。未曾有の災害に遭っても変わらず降り注ぐ木漏れ日を、柔らかなタッチで表現しつつ、震災を風化させまいという強い思いを込めている。そして、今回の個展にはそんな福島への思いを表現した大小約30点を展示。メインは、縦3.2m、幅2.2mの大作だ。
個展は入場無料で5月5日(土)まで開催しているので興味のある方はぜひ足を運んでみてほしい。
絵画展『それでも木漏れ日は』
■期 間:5月5日(土)まで(木曜休館)
■場 所:ブティック花の蔵
■電 話:0875-25-2221
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!