2週間にわたって大編集後記 (vol.74) をお送りしてきたが、リアル昭和40年男のよもやま話に戻させていただくので、ごゆっくりとお付き合いいただきたい。
ここのところの値上がりには驚くばかりである。うちは昭和系だけでなく、バイク雑誌を作っているものだからガソリンの高騰はそのまま編集費の高騰につながりアイタタである。馴染みのそば屋さんも値上げに踏み切っていて、まあ仕方なしのことなのだがこれはずいぶんズシリときた。
僕はほぼ毎朝、526円をセブン-イレブンに払っている。ご覧のお茶1ℓパックを3本と血圧高くないのにサントリーの胡麻麦茶を1本でこの価格だ。オフィス仕事が中心の日だと、この量を仕事時間内ですべてやっつけてしまう。こんだけの量だと体にいいのか悪いのかわからんが、身体が欲しているものだからこれでいいのだ。
大編集後記をつぶやいているある日、?となった。ご覧のようにパッケージが左から右のデザインに刷新されてふーんと思いながらレジに運んだところ、会計が591円になったのである。65円の値上げだから10%以上だ。おそらく月に20回くらいこの買い物をしているから、ぬぁんと1,300円以上である。年間だと約3万円になるのだから凄まじい。こんな時に考えるのは、仕方なしで値上げを飲み込むのか、量を少し減らして調整するかである。これは同じく、現在『昭和40年男』にも問われている。
実は『昭和40年男』の印刷費も上がった。厳密に言えば用紙代が上がったのだ。これもかなり高い率で上がったのを現在飲み込んいるが、やはり苦しい。ではお茶と同様に量を減らして対策すべきか。つまり減ページである。近々副編で『昭和45年女・1970年女』編集長の竹部と『昭和50年男』の金丸編集長と議論である。僕の気持ちとしてはページが少なくなるのはなんとなく後退に感じられるから、値上げに踏み切ろうと考えているがいかがなものだろうか。熟考していきたいところだ。なんだが世知辛い話で、よもやま話じゃないじゃん。