森田順平兄貴かっこいいぜ ~大編集後記。

 
まだまだ続くぜ、最新号 (vol.74) のPRとなる 大編集後記 をお届けする。PRというより、ここまでくるとご購入いただいた同世代諸氏との心の会話が目的として強くなっているが、どっこい、何がきっかけで『昭和40年男』の世界に入ってくるか分からんからひたすらがんばるのさ。

 

今日ご紹介するのは、創刊2号 から始まった僕の大好きな連載の『ガツンとひと言。兄貴の説教』だ。このタイトルも気に入っている。12年以上前になる1回目にご登場いただいたのが 宇崎竜童さん だった。宇崎さんは当時64歳で、今回ご登場いただいた森田兄貴は67歳だ。でも生まれ年は宇崎さんの方が8年早いって、なんだか過去と未来と昨日と今日を行ったり来たりしているみたいでこんがらがってくる。ともかくっ、11コ上の森田順平兄貴は、中2中3の時にブラウン管越しで俺たちに強烈に感じの悪い先生をアピールしていた。『昭和40年男』では毎度お馴染みのコンテンツ『3年B組 金八先生』で演じた乾先生を、強く記憶しているのではあるまいか? 森田さんは中学教師から、高校なんかに行かずに役者を目指せと言われた天才で、今も最前線で真剣に演技に取り組んでいる。今回のインタビューでは、11歳上の兄貴が仕事にどれほど真剣に取り組んでいるかが読み取れるすげーいい記事だ。

 

余談ながら、誰かに似てるなあとこの原稿を見た日からずいぶんと考えていたが、やっとわかった。大好きなバンド「ザ・バンド」 (知らん人にはなんのこっちゃだろうな) の天才ギタリスト、ロビー・ロバートソンさん (写真右) だ。このフライヤーの映画『かつて僕らは兄弟だった』での、眼鏡をかけて話すシーンがそっくりなのだ。さらに余談ながら、いつもラジオの仕事でご一緒させてもらっている 杉 真理さんとも同じ歳である。学年でいえば杉さんの方が一つ上だが、なんか俺たちのひとまわり上の兄貴たちはすげーなあと、あらためてふんどしを締め直さなければなるまい。

 

記事を読み込む。大学卒業後に文学座に入った。そしてすぐに大河ドラマの中でも傑作と誉れ高い『花神』(観たいなあ) で沖田総司役に抜擢されての破格のデビューだった。以来、次々と役をこなしてデビューから約3年で乾先生を引き寄せた。当初は人気の先生のつもりでリハーサルに臨んだところ、その逆だったというエピソードはこのかっこいい森田さんとも、イヤな感じの乾先生ともかけ離れていておもしろい。それでもやがてこの役にはまっていき、25歳から57歳 (タメ年!!) まで付き合ったことの感謝を語っているくだりは必読だ。そして、これだけの眼光を保った男が俺たち世代に向けた人生のアドバイスとは? ご購入いただいた方々は、互いに強いシンパシーで目指しましょう。まだ買わずに乗り遅れてるそこのあなた、買いですぞ!!
 

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