発売から1週間を経て、多くの方よりご好評をいただいていい気分である。そんな 最新号 (vol.74) のご紹介、大編集後記を今日もつぶかせていただこう。
特集はいよいよ後半戦となる。第三章は「思春期ゆえの葛藤」でくくり、そのトップを「真夜中のエロ本漂流記」として俺たちを虜にしたエロ本事情を掘り下げている。エロ本… なんとも心揺さぶる響きだ。今日のつぶやきのタイトルにしたのは、桑田さんの名曲「ヨシ子さん」の一節である。この曲ではエロ本 (発音をエロボンとしている) の連呼もあり実に楽しい曲で、大大大好きな僕だ。そう、桑田さんがおっしゃるとおり、本当に最近はエロが足んねえと思ってしまうのだが、日本のメンズよ、いかがだろうか。俺たちの青春時代こそエロが足んねえ状態だった。だが、“草食系” なんて言葉は絶対に囁かれることのない時代を生きた俺たちで、それはエロが枯渇していた時代に逞しく生き抜いたことの反作用な気がする。現代はまったくその逆で、エロであふれ過ぎているからエロスピリットが枯渇していくという、なんとも皮肉な現象である。
そんな時代に、俺たちの渇きを癒してくれたエロ本事情を綴った4ページは実に楽しい。ここに掲載した次の見開きでは、当時の俺たちに突き刺さったエロ本の表紙が9冊分も掲載されていて大興奮MAXなのだ。購入された方はきっと今一度眺めて興奮していることだろう、ふふふ。1979年 のエロ本自販機の写真も掲載されているから、当時の青春の葛藤までをも色鮮やかに蘇らせてくれることだろう。
ほれほれ、まだの方はすぐに決心なされよ。絶対に買いの一冊ですぞ。連休をビールとともにたっぷりと楽しんでいただきたい。