名称というのは、ものすごく大切なモノである。
どんな商品でも同じだと思うが、
担当者は大ヒットへの夢と希望を込めて命名するのだろう。
では雑誌の場合の留意点は?
以下は俺の持論で、雑誌のセオリーでは決してないから要注意。
カッチョイイ。
キャッチー。
わかりやすい。
この3大ファクターをどういったバランスにするかを考える。
今回はえらそうに語るまでもなく、わかりやすさを重視した。
やや消極的にも取れるかもしれないけど、
新ジャンルへのチャレンジになるからタイトルで変な冒険をして、
せっかくの汗を無駄にしたくない。
まったく競合誌がないものを、書店という戦場に送り込むのだ。
昨今、書店はどんどん大型化が進み
不況と相まってお客さんはじつによく吟味(立ち読み)する。
わかりづらくして吟味してもらえなかったら、まず第1打席に立てないのと一緒だ。
仮に、莫大な広告費をかけられるのだったら、
コミュニケーションを含めて変化球もありなのかも知れない。
だが無名出版社の我が社にそんな金はない。
また、競合誌が多数存在するところに殴り込みをかけるということなら、
同じく変化球でのぞむことも十分に考えられる。
そのコーナーが目的になっていることがあるので、
第1打席に立つために他との差別化や香りといったファクターが加わってくる。
だがなにしろ今回は、競合誌がない(しつこい)!!
わかりやすくした方がいいのは、もう決定事項と言っていいだろう。