今日も 最新号 (vol.74) についてのつぶやき、大編集後記をお届けする。巻頭の夜特集は深夜ラジオの世界に続いて第二章へと進む。「ブラウン管からの刺激」とタイトルして、ここでも多くの著名人に語ってもらっている。トップバッターは今や『昭和40年男』にはなくてはならぬ存在の泉 麻人さんである。深夜テレビ黄金時代として、泉さんの俯瞰解説はさすがのおもしろさだ。『ミッドナイト in 六本木』で司会を務めていた亀和田武さんのインタビューが続き、そして今日のビジュアルとなっている『オールナイトフジ』について、山崎美貴さんに語ってもらっている。1つ上の姉貴は今もお美しいですな。
高3の時に番組は始まった。皆さんもきっと大歓迎したことだろう。なんでもありとはまさしくこの番組のことで、とんねるずのはっちゃけ具合や女子大生のリアルな姿に、うっとりしつつ、エロネタに歓喜しながら夢中で眺めた。ハチャメチャな番組でありながらも、トレンディな香りを漂わせた秋元 康さんはさすがだ。この頃からバリバリに第一線を走り続けているのだから脱帽である。東京のダウンタウン育ちの僕にはついていけない部分も多々あったものの、きっと未来にはこんな世界が広がっているのだと期待しながら憧れた。しかし、僕の人生にその日はこなかった (泣) 。
やや曖昧ながら音楽ネタで興奮した記憶があり、本来は嗜好外のはずの音楽をぶっ込んでくれた。ドリカムの「決戦は金曜日」と 米米CLUBの「シュール・ダンス」は、確かこの番組で好きになった気がする。デッド・オア・アライヴの「ユー・スピン・ミー・ラウンド」では、卑猥なダンスを披露するピート・バーンズに釘付けになったのも確か『オールナイトフジ』だった気がするのだが、合ってます? 誰か記憶にあったら教えてくだされ。
番組最後のサーファーのための波情報を聞くのが、波乗りどころか海とも全く無縁の男ながらワクワクさせられたのはなんでだろう。「波、コシからカタ。風、ニシ・オンショア」と淡々と読み上げられ、その後サーファーの映像をバックにかっこいいミュージックが流れて天気予報が文字で表示される。『オールナイトニッポン』における「ビタースウィート・サンバ」と同じ感覚で受け止めていたっけ。そしてやはりこの番組の最も大きな影響は、女子大生のお姉様たちに虜になったことだ。その後に秋元さんが仕掛けたおニャン子クラブには全くなびかなかった。ガキは年上の女性に憧れる。それを醸成した番組だったのさ。といろんな記憶がフラッシュバックする記事を読まなきゃソンソン。