北海道に世界の注目の料理人が集う『第3回世界料理学会 in HAKODATE』に昭和40年生まれの料理人・間 光男が参加する。
間は、1954年に祖父・間 載一が開店したフレンチレストラン『寺子屋』(現・TERAKOYA)の3代目オーナーシェフだ。65年、生家であるこのレストランに生まれ、幼い頃から食に親しみ、19歳で料理界に入った。そしてほぼ独学で自分の料理スタイルを修め、91年より3代目オーナーシェフとしてこのレストランを引き継ぎ、現在に至る。“料理は常に生きている”。これは間の料理へのこだわりのひとつで、『TERAKOYA』では、2ヶ月に一度すべての料理を新しくし、一度メニューに載せた料理はその後二度とメニューオンしない。間の料理創作数が3,000を超える所以はそこにある。
その間が、4月23・24日に北海道・函館で開催される『第3回世界料理学会 in HAKODATE』に参加し、世界各国から集まった料理人たちと、北海道が世界に誇る食材“昆布類・海藻”をテーマにトークセッションを繰り広げる。
この“世界料理学会”は、単なる技術講習会としてではなく、料理人たちが料理哲学やその表現を論ずる場として1999年にスペインで始まった世界的なイベントで、世界中から気鋭の料理人が集まり、料理の背景にある風土や素材について語ったり、調理技法を科学的に理論構成しながら映像を交えたプレゼンテーションを展開したりする。同会では学会参加の料理人がレシピを提供する開催記念パーティや函館の海の幸・山の幸・畑の幸が一同に会する道南食材見本市も同時開催する。
欧米においても近年とくに注目を集める海藻類をモチーフに、間がトークセッションでどのような発言をするのかとても楽しみだ。
『La Boutique TERAKOYA』
住所:東京都小金井市前原町3-33-32
電話:042-381-1101
『第3回 世界料理学会 in HAKODATE』
■ 日 :4月23日(月)・24日(火)
■場所:北海道函館市芸術ホール/函館国際ホテル
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ投稿を!