【S40News!】名作マンガ『愛と誠』が映画化!

角川映画は70年代に人気を博した漫画作品『愛と誠』を実写映画化し、6月16日より全国の劇場で公開する。

『愛と誠』は、梶原一騎原作、ながやす巧作画で73年から76年まで週刊少年マガジンに連載され、累計800万部を誇る70年代を代表する純愛漫画。多くの昭和40年男たちもお世話になった作品だろう。主人公は良家の令嬢・早乙女愛と不良少年・太賀誠で、幼い頃に早乙女の命を救った際に額に負った傷のせいで人生を狂わせてしまった太賀への償いとして、早乙女が太賀を更生させようとする。そして物語は学園を舞台にした政界の汚職事件にまで発展してゆく。

これまでに3度の映画化(74年:西城秀樹/早乙女愛、75年:南条弘二/早乙女愛、76年:加納竜/早乙女愛)、テレビドラマ化(夏夕介/池上季実子)、ラジオドラマ化、舞台化されてきた人気作品だが、新たに妻夫木聡と武井咲の主演により映画化されることになった。31歳(妻夫木)で高校生役というのもすごい。

監督を務めるのは『十三人の刺客』『クローズZERO』などバイオレンス作品に定評がある三池崇史監督。また、劇中音楽のプロデュースを小林武史、主題歌「愛と誠のファンタジア」を一青窈が担当している。3月19日(月)には、帝国ホテルにて完成報告会見が実施され、三池監督、妻夫木聡、武井咲が登壇。三池監督は「梶原一騎さんの作品は、自分たちの世代には特別な存在です。ながやす巧さんが描かれた『愛と誠』は女性にも支持されました。これは少し前にケータイ小説が流行ったように、自分たちが生んだ自分たちのドラマ。自分が作りたいものがいつもそこにありました。映画というものに携われてよかったと思います」と作品への思いを語った。一方、太賀誠役の妻夫木は「脚本を読んだときはふざけた映画だなと(笑)。宅間さんが脚本だったので、コメディ部分なども活かされていたと思います。出来上がりを観て、自分が想像した以上におもしろい映画になっています!」とコメント。コメディタッチが強い作品に仕上がっていることを予告した。

当時『愛と誠』が好きだったという人はもちろん、梶原ファンにも見逃せない作品。どんな映画になっているのか、今から楽しみだ。

(C)2012「愛と誠」製作委員会

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