夏休みのFMをきっかけにして
レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジに傾倒していったのだが、
中2の俺が将来の自分をそのままダブらせるには
越えなければならない大きな障壁があった。
余談ではあるが(ってすべてが余談のような気がしなくもないが)、
俺の家は電気屋を営んでいて、
長男の俺が家業を継ぐのだろうなと、
中学に上がった頃からなんとなく運命のように思うようになっていた。
中2になったある日、親父に
「俺、店を継ぐんだよね?」
とたずねたときに、ビックリするほど意外な答えが返ってきた。
「電気屋はもうダメだよ。これからは秋葉原みたいな大型店舗の時代だよ」
と。寂しいと思う一方、うれしくも感じたのが正直な気持ちで、
この日から将来何になるのかを考えるようになった。
仮面ライダー、ドリフターズの一員、カッチョイイ刑事。
こうした夢を描いていたころを経て、
中学生になった俺は電気屋のオヤジが将来の職業だと覚悟を決めていた。
それがいきなり、職業選択の自由を親父から突きつけられた。
ギタリストになる。
だがかつて仮面ライダーになれると信じた少年時代から
少しだけ大人の階段を登った俺にとっては
あまりにも遠すぎる夢という位置付けであった。
現実を見つめることもできるしたたかな俺だったりもしたのだ。
そこで…、
学校の教師になる。
あの水谷 豊が小学校教師を演じた『熱中時代』に、えらく感動した。
創刊号にも登場した中村雅俊が
『ゆうひが丘の総理大臣』で演じた、
総理にもあこがれた(同時に藤谷美和子に恋をした)。
総理の終わりと入れ替わるように『3年B組 金八先生』が話題をさらい、
教師ほどやりがいのある職業はないと信じた。
将来の夢は学校の先生だと
この3人が導いてくれたのだった。
電気屋さんの将来 で検索。ココに来ました
親父さんの先見の目有りますね。。
私は37年生まれですが、なんとなく 親が電気屋をやっていたので なんとなく入りました。
50になった今、閉店です。。
電気屋の業界が良かったのは昭和までですね。
自分もロックが好きです。 始めはクイーンでした 華麗なるレースなんて擦り切れるほど聞き込みましたよ
ゼップもライブムービーを映画館で観てからはまりました
その後、パンク ニュウェーブを経験。
最近は 経済的な理由で聴けていません。。
又 読ませていただきます
家電だけでなく、様々なモノの価値が昭和とは変わってしまいました。安い労働力で安い製品を垂れ流していく。どこまで行ってしまうのでしょうか?