レッド・ツェッペリンが新たなヒーロー。

洋楽を通じてギターを弾く喜びを知った中1のオレは
ギターの練習と音楽を聴くことに、1日のほとんどを当てるようになった。
なんという幸せな日々だったことか。

やがて時は流れて中学2年生の夏休みのこと。
FMの特集で、大物洋楽アーティストを毎回1組ピックアップし
ファーストアルバムから順々に
数曲ずつをピックアップ(これがナイスな選曲)して流すという、
当時の俺にとっては夢のような番組が放送された。
そこでチェックしたのが、クイーンはもちろん、
エアロスミス、レッド・ツェッペリン、チープトリックあたりだった。
ラジカセにカセットテープをセットして、録音に集中した。
うれしいうれしいベストアルバムのカセットが手に入ったことになる。

とくに気に入ったのがレッド・ツェッペリンとエアロスミスで、
この夏休みを大いに盛り上げてくれた。
ツェッペリンのジミー・ペイジは、
理想のギタリストとして一躍ヒーローの最上位に君臨したのだった。

ジミーペイジ

翌年が受験ということもあってか、
漠然とだが将来なんかを考えるようになったりもした。
その将来とヒーローは、幼いときから変わらず無関係ではないのだが、
中2にもなると現実も絡んでくる。

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