今日から3日間に渡って、お台場にある国際展示場で『東京モーターサイクルショー』が開催される。国内外車両メーカーを始め、用品やカスタム系、販売店や業界団体まで、バイクに関わるビジネスサイドから、広くユーザーへ向けての大プレゼン大会である。うちの会社も『レディスサポートスクエア』と称した女性専門コーナー、カスタムビルダーたちにより腕によりをかけたマシン展示コーナー、バイク雑誌『タンデムスタイル』を始めとした物販ブース、『Love the Earth』活動PRブースと、イベントを賑々しく彩っている。国内で最も大きなバイク関連見本市なので、バイクに少しでも興味がある方、または昔を懐かしみながら現在を知りたい方々は、ぜひお越しください。存分に楽しめる充実の内容になっている。
去年は当然ながら中止になった。毎年、我が社の春をパニックに陥れるイベントが無くなったことは、まさにポッカリと穴があいたようだった。会場に向かいながら去年の今頃の心を思い出した。僕は自粛しないと早々に宣言を出し、中止になったモーターサイクルショーのブランドを拝借(もちろん許可をもらって)して『チャリティモーターサイクルショー』なるチャリティイベントをやってやろうと、邁進し始めた頃だった。自粛自粛でイベント会場のキャンセルが相次いでいるとの報道を見て、ならば逆に押さえてしまえば今からでもイベントができると、思いついてしまった。まさに“しまった”との感覚で、思いつかなければ苦しむことなどなかった。思い立ったそのままにお台場の野外特設会場に問い合わせてみると、案の定5月のベストな日程に穴があいていた。すぐに仮予約を入れ、会場費を先払いしてから準備に取りかかるという、前代未聞のイベント開催に奔走したのだった。準備をしているとたくさんのヤジが飛んできた。それでも邁進できたのは『昭和40年男』をつくっている男なのだとの、根拠のない意地がプラスになった。なんて記憶をたどりながら、今日のイベント開幕を迎えた瞬間はなんともうれしかった。イベントができる。人が集う。笑顔がこぼれる。なんと素晴らしいことだろう。
明日明後日も、フルタイムではないですが開場にいますので、もしも来場なさる予定の『昭和40年男』読者の方はツイッターでお知らせください。時間が合えば一緒に開場探索しましょう。特典はありませんが、僕の笑顔をサービスします(笑)。