俺たちが中坊の頃、日本は空前のギターブームだった。国内ミュージシャンはそれまでの職業歌手全盛から、フォークやニューミュージックなどのシンガーソングライターが多く混じってきて、ギターをカッコよくかき鳴らした。洋楽ではギターヒーローやハードなギターを全面に押し出したバンドたちが大活躍して、エレキ少年を増殖させた。まだまだ舶来品はびっくりするほど高い時代だった。マーチンなんかのアコースティックギターや、ギブソンにフェンダーといったエレキギターに憧れながら、俺たちが手にしたのは国産モデルだった。何十万円もする舶来品に比べれば、アコギだったら1万円台でヤマハやモーリスが手に入り、エレキも5万円前後で手を打てた。国内メーカーにはさらに安価なものが少年誌などに広告されていたが、僕の周囲であれらに手を出した者はいない。
僕は中1でアコギを、中2でエレキを手に入れた。高校入学祝いには、国産メーカーのストラトキャスターでは最高価格帯の定価8万円のギターを買ってもらった。その後はバイトで稼いだ金を突っ込んでいき、20歳の時にやっと憧れの舶来品を手に入れた。
さて、このギターはモーリスである。高校時代に友人宅に遊びに行ったときにくれたものだ。この後もなぜかギターをくれる方が多くて、こいつを合わせて僕は3本をタダで手に入れている。おそらくだ、ギターってのはあきらめる方が多く、でもそれなりに高額だったから捨てられない。だったら弾けるヤツにくれてやろうという心境なのだろうか。友人曰くこのモーリスは安物とのことだが、なんの狂いもなく今も現役バリバリだ。40年以上前にもらってこうして大活躍しているのだから、弾くたびに当時の国産技術の素晴らしさを感じさせてくれる。写真 (by NAKAMURA) は、先日開催された江ノ島バーべキューに持ち込んで、2曲を披露させてもらった時のものだ。
同世代諸氏にご提案だ。ラストチャンスとまでは言わないが、ギターに取り組むのならボケてしまうその前に、今こそスーパースターを目指すべきでないか。そう、俺たちが中坊の頃のモーリスの広告キャッチコピーが「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」だった。スーパースターを目指すのは難しいかもしれないが、こうして人前でちょこっと歌をひねるのは容易である。年齢的に、そして仕事人生アフターを考え始める俺たちにとって、音楽を趣味にすることは大きな財産になる気がする。きっとボケ防止にもなるはずだ。『昭和40年男』で教室でも企画するかな。
バンドやめて38年、コロナ禍がきっかけで再びギター購入して弾き語ってます。
楽しいよね、ノリが良ければOK.ライブやってるときは俺たち、ひとりになったら僕………わかります(笑)
俺なのか僕なのか、まず一人称の表現をはっきりすべきかと思います。
また、文章の構成が稚拙。
仮にも編集長という肩書きで雑誌を出しているのであれば、こんな駄文を公にしない方が良いですね。
ギターでスーパースター云々を提唱する前に、読み手に届く文章を勉強することをお勧め致します。