おはこんばんちはです。「S40ニュース!」をお送りします。
好評発売中の『昭和40年男』増刊/総集編『俺たちを育んだ 昭和の愛』にもインタビューが掲載、今は亡きシーナさんとのことを語ってくれている、シーナ&ロケッツ の 鮎川 誠さん。
現在も、奈良敏博さん、川嶋一秀さんとの3人で、シーナ&ロケッツの活動を精力的に展開。全国を飛び回ってライブを繰り広げている鮎川さんの姿を追った写真展が開催されています。
東京は神田の2つの会場で開催中の写真展のタイトルは、“石澤瑤祠 Photo Exhibiton「Picture Book vol.2 鮎川 誠 (シーナ&ロケッツ) 」” 。
鮎川さんを中心にシーナ&ロケッツを撮影し、今回の写真展を開催した 石澤瑤祠さんは、1972年生まれの元バンドマン。ライブハウス立ち上げへの参加をきっかけに、マネジメントや制作など裏方の仕事を続けていたそうですが、2011年からカメラマンとしての活動を開始。
自身のミュージシャンとしての経験も活かしつつ、モノクロ・フィルムによる撮影と暗室での作業にこだわったその写真は、遅咲きながら音楽業界で急速に評価を高め、シーナ&ロケッツの他にも、沢田研二、奥田⺠生、山下洋輔、キッス、パティ・スミスなど、国内外の錚々たる面々を撮影してきたとか。
ライブの熱い瞬間をクールかつスタイリッシュに切り取った、モノクロならではのカットは、かつてのロック雑誌に掲載されていたような懐かしさを感じさせつつ、現代的なシャープさも兼ね備えているように感じます。今回の写真展での鮎川さんの写真も、まさに “今” の、最高にカッコイイ姿を捉えていると言えるのでは?
こちらの写真展は来月、2022年 7月10日 (日) まで、第一会場「神田珈琲園」と、第二会場「呑み処AJiRO」にて開催中。
また明日、6月28日 (火) には、「呑み処AJiRO」と同じビルの地下1階にあるライブスペース「THE SHOJIMARU」にて、鮎川さん、『ロックジェット』編集⻑の藤竹俊也氏、MOJO CLUB、ザ・タイマーズの杉山章二丸さんの3人が出演するトーク&ライブも開催。
19時開場、19時半開演で、1ドリンク別、前売3,500円、当日4,000円。もはや直前ですが「THE SHOJIMARU」のWebサイトから、まだ予約も可能かも…? 今からでもゼヒ行きたい!という方は、先方へお問い合わせください。
石澤瑤祠氏からのメッセージやプロフィール、写真展とトーク&ライブについてのその他詳細は、以下のリリースでチェックを。鮎川さんとシーナ&ロケッツのファンならとにかく必見!
(「昭和トリオ」 “Web担当A” )
[以下、ニュースリリース より]
■写真展開催にあたって
2011年に写真を始めてから、幸いなことに子供の頃から憧れていたミュージシャンをたくさん撮影してきました。その多くの写真を観返すたびに、僕に僥倖をもたらして下さったミュージシャン、関係者のみなさまへの感謝の気持ちで、胸がいっぱいになります。同時に、撮影することが叶わなかったミュージシャンへの想いも僕は馳せることになります。忌野清志郎さん、どんとさん、そして、シーナさん……。忌野清志郎さん、どんとさんのお二人は僕が写真を始める前に亡くなられたわけですが、シーナさんは僕が写真家となった後も力強くロックを歌われていました。いつかシーナさんを撮影したいという想いはあったものの、間に合わなかったことが本当に悔やまれます。
しかし、それでも僕は、鮎川 誠さん、奈良敏博さん、川嶋一秀さんの三人でのシーナ&ロケッツの精力的な活動を撮影し続けています。何よりも、LUCY MIRRORさんが初めてシーナ&ロケッツで歌う瞬間に立ち会えたことは大きな喜びです。現在進行形のシーナ&ロケッツのライヴや取材で撮影するということは、日本におけるロックの歴史の決定的瞬間を目撃し、記録し続けるということです。毎回、ロックの新しい扉が開く一瞬に心を高鳴らせ、バンドから発せられる熱風に畏怖を感じながら、決してここを逃してはなるまいとカメラのシャッターを切ってきました。その一瞬は、僕の身体にロックが漲る時であり、ロックの魅力を再確認する時でもあります。また、なぜ自分は写真を撮るのか、何を自分は表現したいのか、という僕の生の根本に対峙する大切な一瞬でもあります。それは、これからも変わらないと思います。
今回、50歳という個人的な節目の年に、鮎川 誠さんを中心としたシーナ&ロケッツの写真で写真展を開催することとなりました。これ以上の幸せはありません。
石澤瑤祠
企画展名: 石澤瑤祠 Photo Exhibiton
「Picture Book vol.2 鮎川 誠(シーナ&ロケッツ)」開催期間: 2022年 6月19日(日)〜 7月10日(日)
会場 : 第一会場 神田珈琲園
営業時間 平日 7:00〜22:00 土曜日 8:00〜18:00 日祝日 9:00〜18:00
〒101-0044 東京都 千代田区 鍛冶町2-13-12
TEL 03-3252-7608
URL https://www.kanda-coffee-en.com第二会場 呑み処AJiRO
営業時間 17:00〜24:00(23:30 ラストオーダー)
〒101-0041 東京都 千代田区 神田須田町1丁目4−6 吉川ビル 1F
TEL:03-5244-4040※両会場とも飲食店での展示となりますので、オーダーをお願いします。
また、会場は喫煙可能スペースとなります。
入館料 : 無料
作品点数: A3、A4サイズ等、モノクロ30点(予定)、デジタルによる作品
主催 : crimson
協力 : シーナ&ロケッツ、ロケットダクション、ロックジェット
■写真展関連プログラム
2022年 6月28日(火)
「Picture Book vol.2 鮎川 誠 トーク&ライブ」出演: 鮎川 誠(シーナ&ロケッツ)
藤竹俊也(ロックジェット編集⻑)
杉山章二丸(MOJO CLUB、ザ・タイマーズ)会場: THE SHOJIMARU
〒101-0041 東京都 千代田区 神田須田町1丁目 4−6 吉川ビル B1F
TEL 03-6206-9596
URL http://shojimaru.main.jp
19:00 OPEN / 19:30 START
料金:¥3,500 +1ドリンク■出展者紹介
石澤瑤祠(いしざわようじ)
1972年、東京都生まれ。10代でローリング・ストーンズとセックス・ピストルズによってロックの洗礼を受け、20代はアルバイトをしながらバンド活動に明け暮れた。大きなイヴェントに出たり、メジャーからのCDリリースを経験したりしたものの、売れることはなく、29歳の時に友人からの誘いを受け、ライヴ・ハウス「初台ドアーズ」の立ち上げに参加。その後、同ライヴ・ハウスに出演していた大矢侑史(ex.シェイディ・ドールズ)の事務所に入社し、ミュージシャンや俳優のマネジメント、映像や舞台公演の制作などに従事。
2010年、とあるMVを制作する際、叔父の形見で譲り受けた一眼レフカメラを小道具として提供し、撮影の際、遊び半分で初めてフィルムを装填。出来上がった写真は拙かったものの、そのなんとも言えない質感に感動し、以後、事あるごとにそのカメラにフィルムを詰めてスナップ写真を撮り始めた。
2011年、写真家の平間 至が運営していた暗室&ギャラリー「Pippo」のモノクロ現像ワークショップにて初めて暗室作業を体験。そこからさらに写真の魅力にとりつかれ、特にモノクロ・フィルムでの撮影と暗室作業に没頭し、ライヴ撮影が増加。バンド活動やライヴ・ハウス勤務の経験が活きたのか、ミュージシャンをはじめ多くの音楽関係者から評価を得ていった。特にザ・プライベーツの延原達治、G.D.フリッカーズの稲田 錠、アキマ&ネオスのアキマツネオ、大島治彦(現・ラーマ・アメーバ)は、その写真をポスター、フライヤー、ジャケット等に採用。
紙媒体においては、2011年、「ロックジェット」での写真掲載をきっかけにして本格的に進出。「ロックジェット」や「ギター・マガジン」などの音楽雑誌では、ポートレイト、ライヴ写真、機材写真等、あらゆることで貢献。
撮影したミュージシャンは、沢田研二、ザ・タイガース、シーナ&ロケッツ、甲本ヒロト、奥田⺠生、井上堯之、山下洋輔、森山威男、難波章浩、TOSHI-LOW、菊池英昭、レッド・ウォーリアーズ、スターダスト・レビュー、ロバート・プラント、ロジャー・ダルトリー、レイ・デイヴィス、パティ・スミス、キッス、グレン・マトロック、アール・スリック、スティーヴ・クロッパー、ジャクソン・ブラウン、クロスビー、スティルス&ナッシュ等。
また、ニコニコ学会β や昆虫大学などの学術系イヴェントではオフィシャル・カメラマンとして参加。江渡浩一郎、八谷和彦、前野ウルド浩太郎、メレ山メレ子といったメディア・アーティスト、研究者の著作にも写真が掲載された。最近は新宿梁山泊や銀岩塩などで舞台写真やメイン・ヴィジュアルも手がけ、音楽や学問の現場からアングラ演劇から2.5次元の舞台まで、幅広く活動している。
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