土日は家族サービスだった皆さ~ん!! 今日こそ書店に行きましょう。『昭和40年男』最新号が、あなたと出会えるのを心待ちにしていますよー!! 盛りだくさんの内容で、きっとご満足いただけるでしょう。
今号でも被災地の復興レポート『俺たちの責務』を掲載した。誌面で紹介した通り、まだまだ復興は始まってもいないような状況が広がっている。昨日1年という区切りを迎えたが、記憶から風化させることなく、各自でできることで復興支援していきたい。企画冒頭ページのメインで、公民館の上にバスが乗っかったカットを使っているが、先日降ろされたそうだ。テレビなどで報道されたから見た方も多いかもしれない。そしてめくったページのメインが問題視されているがれきの仮置き場で、こちらも各種報道で取り上げられている。心配事は自然発火による火災で、氷点下の気温が続いていた取材時でも、30度ほどの熱を発している場所が多いとのことで、このままでは夏場に深刻な問題になる。毒性の高いガスの発生も懸念されていて、問題ばかりが山積していた。政府の呼びかけでもある、全国の処理協力は不可欠なのだが、カンタンに事が進まないのは周知の通りだ。実際に目の前にしてその規模を感じてもらえれば、反対意見は減るだろうが…。
今回、偶然にも復興庁と住民の意見交換に立ち会えた。取材の度に話を聞いている農家の方をいつも通り訪ねてみると、ちょうど意見交換が始まった。様々な意見が出てくるが、混沌としている根幹にあるのは国と地方のチグハグな対応である。かつて経験したことのない被害を前に、行政サイドが混乱するのは仕方ないのは理解できる。だが、スピードが第一に求められる中であまりにも対応が遅い。復興に関することだけは特例で一本化して施策を展開すればいいのは子供でもわかることなのだが、その方向へは行きそうにない。この状況下なのだから、特例をドンドン打ち込むべきだろう。
続くページは、震災直後からこの地で復興作業に汗しているタメ年男の吉村氏に話を聞いた。1年近く現場で尽力している男の言葉は重みがあるから、ぜひご覧いただきたい。それにしてもこの方の動きの激しさったら凄まじく、仕事量が半端でない。疲れを知らないタメ年男の行動力に敬服しながら、自分ももっと激しく動こうと誓うのだった(写真はインタビュー取材終了後のカット)。