♪燃えろいい男〜 燃えろナツオ〜 ときたもんだ。さあ、いよいよ夏生まれの僕の季節が到来である。天気予報を見ても雨マークより晴れの方が多いうえ、30℃超え予想の日が並んでいる。例年よりも多くの夏日を楽しめるかもしれない、人生58回目の夏である。
加齢により以前よりも暑さに弱くなったかもしれない… な〜んてことは考えないようにしている。何事もポジティブに考えながら行動するとあら不思議、気持ちがそっちに行く。フルマラソンを走っていて限界だと思ったところでスマイルを無理やりでも作ると、少しずつ軽くなってくるのだ。その体験もあるし、最近だとヤクルトの高須監督が「絶対大丈夫」で強いチームを作ったのもそう。俺たちの年齢は何かと弱気になる場面ばかりだけど、そんな時につぶやこう「絶対大丈夫」と。そしてスマイルだ。
と、なんだか最近キツい自分を鼓舞するように書いている気がしなくもないが、ナツオの話だ。聡明なあなたはこのタイトルと写真で、僕の今日の主題がピンと来ていることでしょう。そう、今日よりは冬に向かっていくのである。夏至が過ぎたのだ。一日一日と夜が長くなっていく5月頃から、毎日ルンルン気分で過ごすのだがそれは昨日まででおしまいだ。7時に呑み屋に入る時にまだ明るいことで、呑んべえの気持ちは上がるのだが、今日よりは少しずつ短くなっていく昼間と、早くなっていく夜を感じなければならない。と、悲しんでいる諸氏は意外と多いのではあるまいか。先日も、博多の呑んべえたちとそんな話で盛り上がったばかりだ。
つくづく想ふ。呑んべえってのは変な生き物よのお。往々にして寂しがり屋なんだ。そしてロマンチストなのだ。これじゃ身体にいいわきゃないよ、わかっちゃいるけどやめられないという経験を何度も何度も味わっているのに、それこそやめられないのである。そしてそんな寂しがり屋でロマンチストだから、夏至を過ぎた今日はセンチメンタルジャーニーなのさ。そこでうなずいている呑んべえ諸君。今宵は同じ気持ちで盃を上げよう!!