【S40News!】ニューマンポルシェ、タミヤより復刻。

タミヤは、1/12 電動RCカーシリーズとして『ニューマン ポルシェ 956』を3月24日に発売する。価格は2万3,940円。

ポルシェ956は、プロトタイプモデルによる耐久レース車両が“グループC”として規定されたのを機に、ポルシェが耐久レース専用車両として開発したモデル。ワークスチームにとどまらず、一般に市販されたことによってル・マンで勝てるマシンとして各プライベーターも耐久レースで大活躍し、有力チームがワークスを食ってしまうことも度々であった。ドイツのヨーストレーシングもそうしたプライベーターの一つであり、1978年の創設以来、スポーツカーレースで大きな成功を収めてきた。

本モデルは、85年のルマンを制したマシンの電動RCカーだ。80年代はポルシェの有力プライベーターとしてレースに臨んでいたヨーストレーシング。84年のル・マン24時間レースでは、“ニューマン”ブランドで知られるフランスのファッションメーカー、ジャック・ジョネ社がスポンサーとなり、黄、黒、白で塗り分けられたポルシェ956で参戦。この年、7号車が総合優勝を果たし、さらに翌年も勝利を収めてポルシェの連続優勝記録を伸ばしている。

スケールは1/12で、ダイレクトドライブ2WDのRM-01シャーシを使用。380モーターとLF1100-6.6Vバッテリーの使用を前提に開発されている。ロワデッキは2.5mm厚のFRP製。リヤのピボットプレートも2.5mm厚のFPR製で、車高調整式の樹脂製ギヤケースを搭載。ボールコネクトされたリヤセクションのローリングとピッチングの動きをそれぞれのダンパーで、さらにシャーシ両サイドのリンクとコイルスプリングで制御する。ダイレクトドライブの駆動系はスパーギヤにボールデフを内蔵し、前後にスポンジタイヤを装着し、コントローラブルな走行が大きな魅力となる。

グループCカーならではの空気抵抗の少ない滑らかなフォルムはポリカーボネートで再現され、ゼッケンをはじめNEWMANやBPなどのスポンサーロゴもステッカーで用意。ドライバー人形もついて実感たっぷりに仕上がる。レースファンなら見逃せない一台だ。

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