バンダイは、ウルトラマンのデザインを最大限考慮した可動機構により、各キャラクターの理想的体型と高いアクション性を両立させたアクションフィギュアシリーズ『ULTRA-ACT』に、新たにウルトラ6兄弟を加える。その第一弾として5月にゾフィーを発売するという。価格は3,360円。
ウルトラ6兄弟とは、M78星雲・光の国の宇宙警備隊員、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマンタロウ、そしてゾフィーの6人の戦士である。実際の兄弟のような固い絆で結束し、幾度となく地球の平和のために戦ったのは昭和40年男ならばご存知のとおりである。
ゾフィーは、『ウルトラマン』(1966)の最終回「さらばウルトラマン」に初登場する。ゼットンに敗れたウルトラマンを光の国へ召還するために地球へ現れた。その後『帰ってきたウルトラマン』(1971)では「ウルトラ兄弟」の一人という位置づけとなり。次作『ウルトラマンA』(1972)以降、ウルトラ兄弟の一番目として、弟たちのピンチに駆けつける頼りになる存在として描かれている。
これまでゾフィーと似たデザインを持つウルトラマンは、ULTRA-ACTシリーズで商品化されているが、今回のゾフィーは新バージョンの素体をベースとしている。肉体美を再現する「造形」、躍動感あふれる「可動」、劇中効果を演出する「エフェクト」という新コンセプトにより、最高のゾフィーを目指して開発されたという。とくにメリハリある力強いボディラインを、昭和ウルトラマンとしては初めて採用しているのが特徴で、首から肩へと途切れずにつながるラインなどにこだわりが垣間見える。こうした造形のメリハリが、ひとつひとつのポーズに躍動感を与えているのだ。
本モデルには、エフェクトパーツとして、M87光線の発射をイメージしたクリアパーツが付属。手の先からまっすぐに伸びた光線を再現している。さらに、M87光線パーツにはサイクロンエフェクトを取り付けることも可能となっており、光線技の迫力をさらに引き立てることができる。さらにオプションパーツとして『ウルトラマン』最終回で使用したベーターカプセル、『ウルトラマンA』第5話でエースに届けたウルトラコンバーターもセットされている。しかも、『ウルトラマンタロウ』第18話におけるバードンの火炎攻撃で頭に火のついた状態、いわゆるファイヤーダメージ再現パーツまで付属するというこだわりぶり。その他、赤いカラータイマーや手首は手刀と指を開いた状態、ベーターカプセルを握るための右手首、Vサインした右手なども付属するという。
ウルトラファンなら見逃せないフィギュアである。今後リリースされるという6兄弟をぜひともコンプリートしたいところだ。
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