科学の話題で楽しめる社会の実現を目指し、科学ジャーナリスト、サイエンスコミュニケーターとして活躍している中西貴之氏、通称おびお氏。ここで紹介するということはもちろん彼もタメ年だ。
おびお氏は、毎週、のべ5万人がダウンロード (スゴッ!) するという大人気科学系ポッドキャスト番組『ヴォイニッチの科学書』にてナビゲーターを務めている。この番組のサイトを見ると「最新の科学技術にまつわるおもしろい話をわかりやすく解説!」とある。さらに「雑誌『Newton』を読んだことがあったり、見るとつい買ってしまう方!」におすすめだとか。本誌でも以前に宇宙特集を掲載 (vol.9) したことがあるが、『Newton』的な世界観というか、サイエンスが好きな人、昭和40年男には多いと思う。そんな人には興味深い番組と言えそうだ。過去のバックナンバーを見てみると、下記のようなタイトルがならぶ。
Chapter-376 IT医療
Chapter-375 シーラカンスは陸上生活の準備をしていた
Chapter-374 さよならベテルギウス
Chapter-373 太陽観測衛星「ひので」が発見した太陽の新事実
Chapter-372 動物たちの不思議
Chapter-371 血液型と病気の関係/他
Chapter-370 あくびの役割が少しずつ分かってきた
なかなか心引かれるテーマである。とくにシーラカンスなんて、我々世代には実に懐かしい!
さて、そんなおびお氏が、3月17日に、東京・阿佐ヶ谷 LoftAにてトークライブに出演する。タイトルは『Talk & Music Diner Voynich in Tokyo 2012「ここまで進んだ次世代医薬品」』。なんとも難しそうなタイトルではあるが、出演者のところには、おびお氏に並んで「薬剤師シンガーソングライターの薬師るりの登場」とある。薬剤師シンガーソングライターという職業があったのか… (もちろん、二足のわらじということだろうが) 。詳細情報は不明ながらも、何か音楽や歌をからめたイベントを予感させる。
開場が18時、開演が19時からで、チケットは前売 2,000円/当日 2,500円 (共に飲食代別) 。詳しくはサイトを参照のこと。興味がある人は足を運んでみてはいかがだろう。もちろん、ポッドキャスト『ヴォイニッチの科学書』を聴いてみてからでもいいだろう。無料試聴版もあるようなので、ぜひお試しを。