【タメ年たちの大活躍!】渋谷ヒカリエに「d47 MUSEUM」オープン。

ロングライフデザインをテーマに活動を続けている、タメ年のプロダクトデザイナー・ナガオカケンメイ氏。彼が率いるD&DEPARTMENT PROJECTは、日本全国の伝統的工芸品を発掘して紹介している『NIPPON VISION』や、日本のものづくり企業のリブランディング活動である『60VISION』、デザイン視点で日本をガイドする雑誌『d design travel』の発行など、さまざまな活動を展開している。本誌でもナガオカケンメイ氏にインタビューを行ない、その活動の実際や、背景などを第9号にて掲載しているので、ご存知の方もいるだろう。

そのD&DEPARTMENT PROJECTが、4月26日に開業予定となる話題の大型複合商業施設・渋谷ヒカリエ8階に『d47MUSEUM』を開館することになった。日本のデザインとクリエイションの今を感じることのできるミュージアムスペースとなる予定だという。

オープニング第一弾となる企画のタイトルは「NIPPON DESIGN TRAVEL -47都道府県のデザイン旅行-」である。日本全国から下記6項目を独自の基準で選定して展覧するという。
 観光:その土地らしさを感じる観光スポットでメッセージ性があり、長く続いている場所
 食事:地域の食材を使い、土地の人がやっていて、おいしいだけでなくデザインを感じること
 お茶:伝えたいメッセージを持つオーナーによるその土地らしさを感じるカフェ
 買物:地域の特性を活かした土産または土産を購入できる場所でデザインの工夫があるもの
 宿泊:その土地らしさを体幹できる建築やサービスによる宿泊施設で価格も適正である所
  人 :地域のキーパーソンで文化創造や地域活性につながる活動を積極的に行なう現存の人物

各都道府県の観光情報を一望することによって、地域性や独自性を知り、日本のデザインの現状を俯瞰で感じることのできるスペースを目指す。会期中は、地域のキーパーソンを招いてのトークイベントや、工芸品の実演やワークショップを開催する。またレストランやショップを併設しており、展示品の一部を購入したり、味わうことができるというから楽しみ。

この『d47MUSEUM』は、日本初となる47都道府県のミュージアムとして、建築、デザイン、工芸、食、ファッション、農業、自然環境など、あらゆるジャンルからテーマを選び、オリジナルなキュレーションを行ない、世界に向けて日本の今を発信していく新しいミュージアムとなる。タメ年・ナガオカケンメイの新たな取り組みとして注目していきたい活動だ。

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