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おはこんばんちはです! 今回は「S40ニュース!」スぺシャル版的にお送りします。
『昭和40年男』本誌最新号、vol.73の特集『俺たちだけの 恐竜博物館』でも「ウルトラ怪獣の正体」のページにて、“恐竜から生まれた怪獣” という視点で、その影響関係を大いに語ってくれた河崎 実監督。
伝説の特撮ビデオ作品『地球防衛少女イコちゃん』で世に知られ、還暦を越えてなお特撮系バカ映画を作り続けている河崎監督は、まさに自他ともに認める “バカ映画の巨匠” として、その道一筋まっしぐら!
『昭和40年男』でも、3年後の2025年にはタメ年も還暦…ってことで「還暦上等」を標榜しておりますが、そのキーワードをまさに地で行く人物なんであります。
身長2,000mの超巨大ヒーロー『電エース』シリーズや、近年では『三大怪獣グルメ』『遊星王子2021』など、近年も次々と精力的に作品を送り出している河崎監督ですが、今回『いかレスラー』をはじめとする「不条理どうぶつシリーズ」の14年ぶりとなる新作を公開!
それが、“もふもふタマキン・エンターテインメント” と銘打った『タヌキ社長』なのです!
加山雄三の「若大将シリーズ」をリスペクトし、クレージーキャッツの「無責任シリーズ」などの東宝映画を愛する河崎監督が、同じく東宝、森繁久彌の「社長シリーズ」へのオマージュを込めて製作された、この『タヌキ社長』。
2020年にクラウドファンディングで資金調達が行われ、すでに完成していたのですが、この度めでたく、2022年 5月20日(金) より封切! まさに、たんたんたぬきのキン曜日!に公開とはなんともめでたいですね~!…って、映画の封切はふつう金曜日でしたっけ…。
それはさておき、“タヌキ親父” なんて言うと、ちょっと食えない、こざかしいイメージだったりするんですが、本作の主役 “タヌキ社長” は、でっかいタマキンをまる出しでぶ~らぶらとさせてること以外は、実に真っ当な善人というか善タヌキ。
一代で酒造会社「信楽酒造」を立ち上げ、イイ声と落ち着いた物腰 (声は人気声優の関 智一さん、スーツアクターは河崎映画では常連の谷口洋行さんが担当) で社員からの信頼も厚く、亡き妻を愛し独身を貫く一方、娘のような歳の秘書ちゃんに惚れられているという、あやかりたいようなナイスガイなんであります。
一方、タヌキ社長を慕うタヌキ顔 (?) のカワイコちゃん秘書を演じるのは、笑顔がとってもキュートな昭和系ポップスの歌姫、“異能のシンガーソングライター” 町あかりさん。これまでも映画への出演経験はあるものの、本格的にセリフのある役は本作が初めて、それでもって初主演とのこと。果たして、どんな物語が繰り広げられるのか? ってことで、未見の方は、とりあえず笑福亭鶴光師匠ナレーションの予告編をご覧あれ。
そんなこんなで、公開されるやすぐさま観てきたゾ!という河崎監督フリークの方もすでにいらっしゃるかもしれませんが… 以下、河崎監督と町さんの、だいぶロングめなWインタビューをお届けします!
ただし、ネタバレも少々アリ?なので、これからまっさらな状態で観たいという方は、映画をご覧になってから読んでくださいね~。もっとも、ネタバレしても正直あんまり影響なさそうな、ド直球な王道ストーリーなので、ぶっちゃけ多分大丈夫かとは思うんですが… (笑) 。
何はともあれ、インタビューに参りましょう!
(次ページへ続く → ■河崎監督 & 町あかりさんに直撃!『タヌキ社長』誕生のひみつ!? [2/4] )