大編集後記 (vol.73) の最中ですが、今日はお休みさせていただき今週末のイベントへの誘いをさせていただこう。年に2回主催するのが、ご覧の海岸清掃イベントである。
主催する「ラブ・ジ・アース実行委員会」を立ち上げたのは2002年だから、今年は20周年を迎えたメモリアルイヤーである。うちが出しているバイク雑誌『タンデムスタイル』で活動開始をぶち上げた。激しすぎる宣言で今読み返すとちょいと恥ずかしいが、なんだか『昭和40年男』で吐き出しているアジテーションと同類なのは、やってる本人が同一なんだからあたり前田のクラッカーだな。
“みんなで「Love the Earth」はじめないか?” とタイトルした1ページの内容はおおよそこんな感じである。タバコをポイ捨てしていた自分をカミングアウトして、一緒にツーリングに行ったヤツが携帯の灰皿を持っていて自分を恥じたし気付きだった。ツーリングに行くとマナーの悪いライダーに度々出くわす。仕事で開催し始めたバイクイベントでは、終了後のゴミ拾いが重労働だった。これらを変えなければと思い始め、自分自身が成長できたようにイベント参加者たちに声をかけ始めた。するとイベントを繰り返す度に会場のゴミが減っていった。とまあ、こんな流れで僕はこの活動を宣言するのだとしている。ライダー一人ひとりが、「地球に遊ばせてもらっている分のLoveを地球に贈ろう」がスローガンである。
翌年からゴミ拾いのイベントを開催しようと画策するも、これが極めて難産だった。ゴミ拾いをして一箇所に集めただけでは清掃とは呼べない。処理してこそ清掃活動ということになるから、行政の協力なくして成立しないのだ。それまでもバイクイベントを主催した経験では会場に交渉して警察に届ければOKだったのが、今回の相手は役所である。そもそもバイク乗りはイメージが悪いし、20年前だとなおさらだった。どこもかしこも断られ、暗礁に乗り上げかけた時に救いの手を差し伸べてくれたのが静岡県の相良町 (現・牧之原市) だった。この時の担当さんはこの海岸清掃イベント「ラブ・ジ・アース ミーティング」の生みの親の一人であり、以来ずっと親しく付き合わせていただいている。それどころか、静岡県で開催する時にはいつも、そして時には自分の仕事の範疇を超えて、先頭に立ち調整や広報活動をしていただいている。記念すべき20周年だから、今年の秋開催は彼と一緒に牧之原市でぶちかまそうと話している。
さてさて皆の衆。こんないい話を聞いたら今週末は参加で決まりでしょ。福井は遠いって? んなこたぁーないっ。地球を愛する『昭和40年男』読者は、バイク乗りでなくとも駆けつけるべきだな。昭和トリオ読者はMCで暴れている僕に申請してくだされ。サービスハグしちゃいます (笑) 。では、お待ちしてまーす。