今日も元気に最新号 (vol.73) の健闘を祈りつつ、大編集後記をつぶやくぞ。1993年公開の『ジュラシック・パーク』以降、俺たちが心の中にしまっていた恐竜感は過去のものに追いやられてしまった。ちょっと寂しかったりもするが、人類は研究に研究を重ねる生き物なのだから仕方ない。特集後半戦では、その寂しさに対してアンサーする「令和が見せる世界」をドカーンと12ページでお届けする。うんうん、ぬかりなしだぜ。
6つ年下の恐竜発掘のトップランナー、小林快次さんを講師に招いて、最新事情をたっぷりとうかがっている。ちなみにセクションタイトルは第一章の「昭和が見せた世界」に呼応させている。特集の核となっているということだ。こちらでも多くの現在恐竜 (!?) たちが大活躍しながら、小林さんの知り得た研究成果で構成しているのだ。素晴らしいっ。
ご覧のページの次では、今号の主役を演じてもらっているティラノサウルスについての見開きになっていて、最も親しんだと言っていいヤツがここまでわかってきたということで、やはり男心は激しくムーブムーブしてしまうのだ。必読じゃ。
巻頭にいつも作っている「名言集 / FEATURE WORDS」では、このセクションの最終ページで放った、小林さんのすばらしいワードが主役になっている。「恐竜の時代は終わっていません」ときたもんだ。くーっ。まるでこの特集の完成を飾ってくれたかのような言葉である。さあ男たちよ、ロマンを共有しようぜ。