たくさんの情報をインプットしていく。
ひとつは調査だ。
この段階では地味ながら大変重要な時間である。
もうひとつは、担当する人間たちとの密なコミュニケーション。
別名編集会議を繰り返しながら
やはり情報を吸い上げる。
優秀な編集部員たちからのアイデアや意見を引き出し、
自分の持っているものと掛け合わせながら
もっといいモノへと熟成させていく。
うーん、こう書いているとカッコイイのだが、
大問題が勃発した。
勃発というより初めからわかっていたことだが、
編集部員に昭和40年生まれの男は俺以外にいないのだ。
というか、社内全体を見回してもひとりもいない。
近い年代もほとんどいない。
本格的な編集会議を始めた6月上旬のことである。