周知のとおり、富士重工業は新型車『SUBARU BRZ』を3月28日より発売すると発表した。ご存知、トヨタとの共同開発によるコンパクトFRスポーツで、水平対向エンジンを搭載していることが大きな特徴。トヨタからは『86(ハチロク)』のネーミングで販売されるが、スバルブランドからは『SUBARU BRZ』となる。これは“BOXERエンジン”のB、“Rear Wheel Drive”のR、“究極”のZの3文字を組み合わせたものだという。ここでは、写真で『SUBARU BRZ』をあらためて見ていくこととしよう。
フロントビュー。スバルはやはりブルーが似合うか。
特徴的なライトの形状。ハウジング内部のデザインは86と異なっているようだ。
リヤビュー。86よりもボリュームがあり、やや筋肉質な印象。バンパーの処理などにスバルらしさが垣間見える。
テールデザイン。伝統的なスポーツカー然とした感じがいい。
エアロパッケージに用意されるリヤスポイラー。
チャート コクピット 2.0Sのインテリア。フルオートエアコン装備車だ。
後部座席は最小限。大人が長時間座るにはキビシイか。
シートはサイドサポートの貼り出したバケット形状。
2.0SのMTシフトレバー。縫い方にまでこだわったものだという。組み合わされるトランスミッションはアイシン製の6速MTだ。
デジタルスピードメーター内蔵メーター。真紅の表示、個人的にはけっこう目が疲れるんだが、雰囲気のほうが大事というところか。
エンジンは2.0Lの水平対向4気筒DOHCエンジン。
水平対向エンジンといえば、もはやスバルのお家芸といってもいい。
水平対向エンジンによる超低重心パッケージングのメリットを活かし、四輪をしっかりと接地させることにより、操縦性と走行安定性、乗り心地の高さを高次元でバランスさせたという。低く設定した着座位置と合わせ、ドライバーと車との一体感を高めている。
以上、いくつかの写真と共にBRZを紹介した。グレードは下記の3つが用意される。
・カスタマイズに最適なグレードのRA(205万8,000円)
・快適性と燃費性能をバランスさせた標準グレードのR(247万8,000円~254万6,250円)
・走りの装備と快適装備の充実した最上級グレードのS(279万3,000円~287万1,750円)
86とBRZは、コンセプトやデザインをトヨタが担当し、開発と生産についてはスバルが行なうことになっている。どのような仕上がりになるのか、86とBRZの違いはどうなのか、市販車を見るのが楽しみだ。