いや~すごい宴だった。舞台となったのは、『昭和40年男』連載の「お料理寅さん」で講師を務めてくれている頼れる兄貴、平野さんの店セレニータだ。供される絶品料理は誌面に登場した昭和にアレンジしたメニューで構成され、参加者一同舌鼓を乱打しながら過ごした。締めの「大人のナポリタン」まで、昭和のうまさを満喫できた。
3年ぶりの開催だ。いいものですな、人が集いガハハで過ごすのは。今回は人数制限しての開催だったから先着順になってしまい、悔しい思いをした方が多くいるだろう。また、地方からの参加は厳しいと見送った方もいるだろうから、今日のつぶやきはプチレポートをお送りする。
こどもの日に子供がえりをテーマにしている。過去の2回同様、オープニングセレモニーでは麻布の街に大きな子供たちの絶叫がこだました。5月 (Go) 5日 (Go) 午後 (GoGo) 5時 (Go) スタートだからと考案された「Go Go Go Go Go!!」の掛け声で乾杯だ。そのまま日本折紙兜保存会会長、小倉先生のレクチャーによる兜制作に入って上の記念写真を撮った。しばし歓談後はこれも恒例の、参加者全員の自己紹介コーナーだ。今回はお題を設けて、各自にとっての昭和ベストヒーローを発表いただいた。タイガーマスクや長嶋茂雄、兜 甲児なんて渋いのも出て、なるほどと皆さんが唸りながら聞き入った。各自それぞれのヒーロー感があるものだ。
そして宴は第2回魚雷戦ゲーム世界選手権で佳境を迎える…はずだった。勝ち抜き方式の1回戦と2回戦はたった2球でケリを付けなければならない、国際ルール (!?) の適用だ。2球で落とせた船の数を競い、引き分けは両者失格という厳しいものだ。前回王者の勝部さんは奥様を伴い必勝体制で臨んだが、1回戦で敗退だった。優勝は長野から駆けつけてくれた亀井さんで、なんと前述の国際ルールにより2回戦をたった一人のみが勝ち抜いて、玉を4発しか放たず勝利してしまう珍事が起きてしまった。まあ、よかろう。
さらにお宝を加えてのじゃんけん大会では、『昭和40年男』の総集編と『昭和50年男』『昭和45年女・1970年女』のそれぞれ最新号と、ここにはとてもじゃないが書けない超レアものを出した。さらにさらに、今や高値で取引されている『昭和40年男』の創刊号までが飛び出し、ジャンケンに負けた者たちの悲痛な叫びが麻布にこだましたのだった。
最後は「浅草秘密基地」の舞台となっているショットバー・FIGAROのマスターに3本で締めていただいた。参加者最高齢の昭和30年生まれの浅草っ子だから筋金入りの締めとなり、参加者全員大満足の宴は幕を閉じたのだった。って、ここからもオーナーシェフ、平野兄貴の計らいで飲み放題は続き、ほとんどが帰路に着くことなくダラダラと呑み続けて、夜はどんどん更けていったとさ。
さあ、来年のこどもの日も予約はバッチリだ。きっと人数制限なしで行えるから、今回悔しい思いをした方々はぜひご参加いただきたい。そして昨日参加してくれ、互いのガハハのために盛り上げてくれた全ての参加者に感謝だ。ありがとうございました。またねー!!