サッポロ一番vs.チャルメラvs.出前一丁!!

発売中の『昭和40年男』総集編、『奇跡の昭和FOOD SHOW』の評判がいい。書店では十分に異彩を放っているものの、『昭和40年男』のとんでもない商品群の中では地味におもしろいの部類になってしまうのだから恐れ入る (!?) 。先日、取引先の昭和50年女子が買ってくれたとのことで「なんだかおもしろそうだっので」とのことだった。うれしい。

 

編集後記にも書いたことだが、この本の作業中は腹が鳴る鳴る法隆寺で大変困った。は長いこと昼抜きダイエットを敢行していてもう完全に慣れた。普段は午後になってもぜ〜んぜんへっちゃらなのに、これだけうまそうなものを眺めながら仕事していると慣れも解消で午前中から鳴りまくる。今このつぶやきを書こうと棚から『奇跡の昭和FOOD SHOW』を引っ張り出したところ、やはり鳴る鳴る法隆寺 (しつこいっ!) で困っているところだ。オムライスやハンバーグなどのうまそうなビジュアルもさることながら、僕をとくに困らせたのが袋入り即席メンのパッケージである。カップもかなりいい調子で腹が鳴り響くが、袋の方が幼い頃よりの付き合いのせいだろうか、そのパッケージに胃袋が直感レベルで反応するのだ。

 

ここで皆さんに問う。この本では “袋メン3大スター” とした「サッポロ一番」vs.「チャルメラ」vs.「出前一丁」では何に軍配をあげるか?「サッポロ一番」は当然ながら、しょうゆ・みそ・塩の3種の存在感が抜群で、“袋メン5大スター” から軍配を上げねばならない。うーむ、悩む。

 

袋入り即席メンの歴史は、昭和33年に日清より放たれた「チキンラーメン」が始まりである。が、俺たち世代にとって馴染み深いのは “袋メン3大スター” ではあるまいか。ガキの頃のご馳走だった。小学生の高学年にもなろうものなら自分で作れるのも楽しかった。どれも香り高く、昭和の傑作でありながら今も堂々販売されている。そしてくどいようだが、僕はどれも甲乙つけ難いほど愛しているのだ。だが、みなさんに問うた以上、僕の結論を出さねばなるまい。極々僅差でワンツーは「サッポロ一番」のしょうゆと塩だ。そして栄えあるチャンピオンは、どぅるるるる〜、塩である。さあ、皆さんも悩むがいい。検討するためのテータが欲しければ、今すぐ書店へと走るのじゃーっ!!
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で