つい先日、今年も年に一度の通知表が届いた。我が社では2〜3月にスタッフを健康診断会場に送り込み、約2週間後に各々へと結果が届く。今年の僕は、健診経験で初めて楽しみにしながら待った。いつも何らかのネガティブと向き合いながら結果を待つのだが、去年の結果は素晴らしいものだったのだ。そしてきっと今年はもっとよくなるはずだと待っていたものの、期待していたほどの成績ではなく、完全勝利は来年に見送ることになった。まあ、かつての自分や常日頃の暮らしぶりを考えたらかなり善戦していると言えるだろう。
2012年は特に酷かった。「数え役満だーっ」なんてうそぶいていたが、チキンな僕をビビらせるには十分すぎる結果で、原因はわかっていた。前年の東日本大震災の影響である。仕事のキャンセルが相次いだ。発行していた本は多くが海へと流され、そもそもあのムードでウチのようなエンタメ雑誌は不謹慎にさえ思えた空気だった。さらに2ヶ月に1回、つまり『昭和40年男』の発売ペースに合わせて、レポート記事のために現地に土足で上がり込むことを続けた。これらのことを逃すための酒だったり、重なるストレスだったりが数値に如実に出た。さすがにこれはまずいと、対策を施しながら過ごすことにしたのだ。ではでは、2020年よりのコロナによるストレスも相当なものではあったはずだが、そこは2012年に比べればなんのそのである。加えて、「浅草秘密基地」をはじめとする呑みに行く機会が激減したことも大きいのだろう、去年は目を疑うほど劇的に改善した。
130を軽〜く超えてしまった血圧対策に、タメ年男の本木雅弘さん、もっくんもオススメしているサントリー胡麻麦茶を導入した。薬を飲みたくないから医者には行かない。食い物に注意することとわずかながらの運動や半身浴の長風呂、そして唯一の投資は胡麻麦茶である。今回の検査でも血圧は115の優良児で、上下差も完全なる合格点であり、もう胡麻麦茶は必要ないと思われるのだがどうしたものか。こうして書きながらよくよく考えれば、付き合いは10周年になるじゃないか。せこいことが頭に浮かぶ。僕は毎朝コンビニで買うから170円ほどを支払っている。週に少なく見積もっても5回は飲んでいるから約850円ということだ。てことは、付き合い始めてからを計算すると850円×52週間×10年で44万2,000円にもなるじゃないか、ぎょえーっ。ちょっとした大きな買い物ができる額を血圧対策に注ぎ込んだことになる。
この額を見ても、そろそろやめてもいいのではと自分に問うのだが、途端に上がっちまうのではなかろうかなんて思っちゃったりもする。年に一度のうれしさのために投資を続けるべきか、いやいやもう十分に健康優良児だよと胸を張って来年勝負に出るか。チキンな僕はきっと飲み続けて、来年のつぶやきでも同じようなことを書いているのだろうな (苦笑) 。
昨日はビールの話題の次は健康の話題……なんか夢から一気に現実へと覚ましてしまうような展開ですネ(笑)。
ペロろうさん、いつも楽しいコメントありがとうございます。
確かに、夢から現実でしたね。気が付かなかった(笑)。