春は別れの季節です 〜大編集後記。

 

てえへんだてえへんだ〜。『昭和40年男』の昨日発売になった最新号 (vol.72) に、12年以上にも及んだ歴史上の大異変が起こったぞ〜。その舞台は、今日ご紹介する特集の頭を飾るトビラと呼んでいるページだ。いつもは見開きページで作るのだが、今回は昨日大騒ぎした「昭和ジェネレーションパラダイス」に計4ページも使っちまったしわ寄せで、1ページになっちまった。これを業界では “片起こし” と呼ぶ。これも歴史上では極々珍しいことながらあるにはあったが、とにかく今回はおったまげの歴史上初の出来事があったのだ。わかるかなあ? わかんねえだろうなあ (懐) 。

 

リードと呼ぶ短文に命懸けで取り組む。おいおい、そこまでは大げさだろ。でもね、毎度いくつも書いては捨て書いては捨てを繰り返し、おおよそこれだっと絞れると何度も何度も上書きしては保存し直して、締め切り直前まで粘る。この後の70ページに汗を流してくれている、何十人ものスタッフの奮闘を背負い込むから重い。副編の竹部にはいつも、一人の編集者として厳しくチェックしてくれと頼み、実際今回もありがたいアドバイスをもらって仕上げた。ウンウン、気に入っているぞ。

 

なげーなあ、歴史上初とかわかるかなあとか言っといて、ここまで引っ張ってんじゃねーよとお怒りのあなた、ごもっともです。では何が初かというと、としては勇気を振り絞ったつもりの “ですます調” にトライしたのである、ぎょえーっ。1ページだからビジュアルなしで、この短いワードだけで勝負する。しかもですます調は、前述したとおりそれでなくとも重いのに、ズシーンとのしかかった作業だったよ、ふーっ。

 

そして最後の最後まで悩んだ。最後のこの1ラインを入れないで、初のですます調をあくまでしっとりと終わらせるか、クスッとさせて締めるか。しっとりのままではどうにもくすぐったくて、結局この1ラインは採用したのだった。ちょっとした「プッ」を入れないと耐えられなかった僕は、かつてお笑いの世界を目指した男なのさっ。その性がこうさせたのさっ。

 

p.s.明日は大阪でイベントで、僕はMCでバカ騒ぎしているからぜひ覗いてくだされっ!!
 

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