先ほど、取引先の同意書にサインを求められた。日付を書く欄があり、僕にしては珍しく西暦で書き込んだのは、サインを求めてきた男がなんとなくナウでヤングだったからだ。そしてふと気がついた。2022年2月22日。ニャンニャンニャンだから猫の日なんだと朝の情報バラエティからダジャレは聞いたが、それどころか2が6つもあるじゃないかとニヤリとさせられた。そして僕は考察の旅に出たのだ。
6つも並ぶ日付はこの先の僕らの人生でいくつあるだろうか。次に出会えるのが令和11年11月11日のミスターパーフェクトデイになる。少し以前には 2011年11月11日 (騒いでる騒いでる) と 平成11年11月11日 (まだつぶやきは始まっておらず) があった。
考察はさらに時空の旅にも連れ出してくれた。西暦・元号ともに6つ以上が揃うのは、1月と2月、11月に集約される。次に出会える6つ揃いの令和11年11月11日には、僕は64歳だ。「還暦をとうに超えて、来年はまたも一つの壁である65歳を迎える」な〜んてここでつぶやいているかもしれぬ。そして「ついに四捨五入すると70歳なのである」と、セットにしてきっとつぶやいているはずだ。どんな自分がそこにいるのだろうと、しばし考えてしまった。
さらにさらに、時空の旅は止まることを知らずにグングンと行く。元号で3桁はないだろうから、6つのパーフェクトは次元号に託すことになる。次のパーフェクトは令和22年2月2日で74歳だから、なんとかこのつぶやきも命の方もがんばっていたいところだ。が、令和33年3月3日のパーフェクトは85歳!! この日までこのつぶやきが続いていることも、命の方もかなり微妙である。
西暦の方では次に来るパーフェクトは2222年2月22日で、西暦使用が未来も続いていくとしてもパーフェクトは1000年以上出ないことになる。そして残念ながらこの年に俺たちは確実にこの世にいない。ではちなみに、この200年という時を遡ってみれば、文政5年で徳川は11代目の家斉将軍の頃で、翌年に 勝 海舟 先生がご誕生ということだ。うーむ、身近ではないにしろそれほど遠くないなと感じられる。その頃、僕の名が海舟のように天下に鳴り響いているかは難しいかもしれないが、努力だけは怠るまいなんて思えてくるからあら不思議。そしてそして、子々孫々が豊かであるように願う気持ちも強くなったりして。ウクライナの緊張や中国のやりたい放題などなど、世界がものすごく悪い状態の今日だから、平和であってほしいと切に願う。ともかく、今日は2が6つに乾杯、祝宴じゃー!!