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おはこんばんちはです。
今回も「S40ニュース!」「S50ニュース!」ドッチーモ的に… というか、’80年代通しのネタで、1970年女な皆さんももちろん興味アリでしょう!てなことで、 “昭和トリオニュース” 的にお送りしますよ~。
先日こちらのニュースでもお伝えしておりました、80’sアイドルの饗宴「松本明子 presents 黄金の80年代アイドルうたつなぎ 〜うれしなつかし胸キュンコンサート〜」がついに昨日 2022年1月23日 (日) に、東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールにて開催! 昼13時半からと夜18時からの、2回の公演が行われました。
筆者は取材で昼公演にお邪魔してきたんですが、いや~ 楽しませてもらいましたよ~! 今週末、2022年 1月28日 (金) 17時から、アーカイブ配信も行われるので、観に行けなかった方もゼヒ… というワケで、以下、ざっくり?とコンサートの様子をレポートしちゃいます。
■5人の出演者が次々と歌い上げた 80’sアイドルソングの名曲たち!
出演者は、SNSで “#アイドルうたつなぎ” を始め、このコンサートのきっかけを作った発起人の松本明子さんをはじめ、布川敏和さん、森尾由美さん。浅香 唯さん、西村知美さんという、まさに ’80年代アイドル5人。ズバリ昭和40年生まれでタメ年男の布川さんはもう何度も…で、森尾さんは『昭和40年男』最新号 vol.71 に、松本さんも vol.61 に取材記事を掲載。浅香さん、西村さんも『昭和50年男』にご登場いただいていて、昭和トリオ世代ならば説明不要の豪華メンバーです。
コンサート “開催宣言” のアナウンスに続き、松本さん登場の開演1曲目は、これぞアイドル黄金時代の幕開けを告げた「夏の扉」(松田聖子/’81)。続けて森尾さんが「夏色のナンシー」(早見 優/’83) 、西村さんが「Say Yes」(菊池桃子/’84) 、浅香さんが「渚のはいから人魚」(小泉今日子/’84) と順番に登場。そして布川さんが「ギザギザハートの子守唄」(チェッカーズ/’83) で登場し全員集合、5人の合唱で夢のコンサートはいきなりトップギアの盛り上がりを見せました。
詳細なプレイリストは、あんまりネタバレなしで新鮮にアーカイブ配信を楽しみたい方のために、あえて出さないでおきますが…。
各人の持ち歌では、松本さんはやはり今回のコンサートのきっかけにもなったデビュー曲「♂×♀×KISS」(’83) 、森尾さんもデビュー曲の「お・ね・が・い」(’83) を披露。
布川さんはシブがき隊の「100%…SOかもね!」(’82) と「スシ食いねェ!」(’86) 、浅香さんが「セシル」(’88) ~「C-Girl」(’88) のメドレー、そして西村さんが松本 隆・筒美京平の黄金コンビによる「サクラが咲いた」(’88) (※夜公演では中原めいこのカバー「眠り姫」(’89) ) を、それぞれ歌ってくれました。
松本さんは、開催の発表時から「いろんな衣装に着替えて歌いたい!」と希望を語っていたとおり、開演時のフリフリ衣装から、「♂×♀×KISS」では事務所の先輩だったアン・ルイスさんがプロデュースしてくれたという当時モノの衣装に着替えて登場。さらに「DESIRE -情熱-」(中森明菜/’85) はお母さんの着物リメイクと合体させて作った和風ドレスで、キメの “どっこいしょ” の振り付けも披露しつつ、伸びのある歌唱力も披露。ここぞとばかりに (?) ご本人も夢のステージを満喫していました。
ちなみに、コンサート全体が1番だけの歌唱でサクサクと進んでいく中で、「♂×♀×KISS」はフルコーラスを歌い上げ、布川さんから「アッコ、お前なにフルコーラス歌ってんだよ。長いよ!」、森尾さんから「(途中で) お辞儀したから終わったかと思ったよ!」とツッコミが入る場面も (笑)。「いや~、アイドルの時さ、なかなか歌う場がなかったものだから… すみません本当に~」という、ちゃっかり者な松本さんに、「まぁいいや、今日は “松本明子 presents” だから。許しましょう」と一件落着。
一方、西村知美さんは今回のコンサートのオファーに「歌は苦手なので受付で参加したい」と真顔で答えたそうですが (笑) 、振り付け方面では大活躍で出演者たちにレクチャー。シブがき隊の「100% SOかもね!」に関しては、布川さんから教えてもらおうと思ったら、ご本人が全く覚えていなかったので、様々な動画を研究して当時の振り付けを再現し、逆に教えてあげたのだとか。本番での振りも、ほんわかキャラな印象からは意外なくらい一番キレがあったかも…。さすが資格コレクター、ダンスも飲み込みが早いってことなんですかね~?
■客席にもアイドルたちが!? 絶妙なやり取りで、マル秘トークも絶好調!
そして、それぞれの歌はもちろん、往年のアイドルバラエティ番組のようなノリでMCもたっぷり。’80年代のアイドルヒットソングを年ごとに見ていきつつ、“お題” 的なキーワードに沿ってのトークも展開されていきました。
そんな流れで、1982年デビューの小泉今日子さん、中森明菜さん、早見 優さん、松本伊代さん、堀ちえみさん、石川秀美さん、近藤真彦さん、そして布川さんのシブがき隊… といった “花の ’82年組” の勢いがすごすぎて、翌年デビューの松本さんや森尾さんたちは “不作の ’83年組” と言われていた、という話に。
特に松本明子さんは、ヒットに恵まれず当時はコンサートができなかったそうで、自身の名前を冠しメインを張った今回の公演はまさに夢の舞台! ましてや、コロナ禍で開催が1年延期となり、昨日もオミクロン株の急激な感染拡大によりギリギリまで開催できるか不安だったそうなので、本当に嬉しそうでしたね~。
公演中のMCでは「’83年組は売れなかったからみんな仲がいい」という自虐発言もありましたが、実際、2階の客席には同期の姿が! デビュー35周年の2018年に「お神セブン」として共にイベントを開催した大沢逸美さん、桑田靖子さん、小林千恵さん、木元ゆうこさんが応援に駆けつけており、ステージからの呼びかけに手を振って応える場面も。さらに布川さんからの「大沢!『ジェームス・ディーンみたいな女の子』歌ってくれよ」というリクエストに、大沢さんは振り付けのジェスチャーで返していました (笑) 。
他にも ’88年デビューの国実百合さんなどが来場していたようで、アイドルたちのすぐ近くの席に座ったラッキーなファンは、ステージ上だけでなくそちらにも大興奮だったみたい!?
さておき、この日一番の先輩でキャプテン役の布川さんは、シブがき隊の解散コンサート以来、33年ぶりのコンサートだったそうで、客前で歌うのにはやっぱり緊張。歌い終わった直後に「間違えた… でも昔からごまかすのは上手いから (笑) 」なんて場面もありましたが、MCの方は下ネタもバリバリの高回転でまさに “舌好調” !
六本木のディスコやカラオケでの吉川晃司さんやチェッカーズとの交流、そのことをライバルと馴れ合うなとやっくんに怒られた話をはじめ、ケンタッキーが食べたいという明菜ちゃんのおつかい話、トシちゃんやマッチの秘話…というか暴露話 (?) までポンポン飛び出し、大丈夫か?と観ている方が心配になるほど。リハーサルではもっとあぶなくて、もう全部が言えない話ばかりだったようですが… (笑) 。
コンサート本番のトークも配信ではだいぶカットされそうな気がしますが、当時の貴重なエピソードの数々を聞きたい人も多いハズ! ここは極力、MCパートを残すアーカイブ編集の英断に期待したいところ!?
(次ページへ続く → ■ふっくんとはタメ年同士な少年隊・ニッキの話も…! [2/2] )