高校1年生にタイムスリップ 〜大編集後記。

 

本来であれば今頃、浅草で読者の皆さんとガハハと酒をかっくらっていたはずなのに、コロナのバッキャローである。まっ、明けない夜はないさ。気を取り直して、今日も元気に 最新号 (vol.71) のPRをさせていただこう。連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』は、昭和56年を取り上げた。高校に入学したばかりの、もっとも心の揺れる3年間の始まりだった。いろんなことにいちいち悩み、苦しみながら答えを求めていた頃ですな。この年の「こころのベストテン」がこれだーっ。

 

ちなみにこのランキングの作成に僕は口出しできない。偏りが強すぎるからなのだが、今回はほぼほぼうなずけるもののそれは現在の視点であり、当時の僕という観点だと大きく異論ありとなる。まず、たけしさんの凄さがまるでわかっていないボケ野郎だったから、2位と3位にほとんどふれていない。1位の『A LONG VACATION』も聴いたのはずいぶん後という、ダメな青春を送っていたのさ。

 

13位にランキングされた『ベストヒットUSA』の放送開始に狂喜乱舞した。洋楽ジャンキーの僕は、お気に入りをエアチェックして、雑誌でそのルックスと照らし合わせるのを繰り返しながら知識をつけていった。当時は洋楽をテレビで見ることができるのはごく稀だったところに、毎週動くミュージシャンを見られることになったのだからよくぞ英断してくれたものだ (って、どっから目線だ) 。電気屋だったからビデオデッキはすでにあった。が、当時はテープがべらぼうに高いから番組を丸ごと録画なんて贅沢はできず、「これだーっ」という曲だけを録画しては何度も何度も見返した。僕のこころのベストテンでは、この快挙が圧倒的に1位に君臨する。ねっ、口出さないほうがいいでしょ。

 

15位にランキングされた『欽ドン! 良い子悪い子普通の子』も大好きで、お袋と弟と毎週楽しみに見ていた。前述と重複するが、ドリフで育った僕はたけしさん系の笑いには高校生にもなってついていけなかったのである。周囲より感性がガキなんだなんて、自分にツッコんでいたのは懐かしい想い出だ。そんな高校1年生へのタイムスリップは、皆さんそれぞれにきっと楽しいことでしょう。どっぷりと楽しんで、いい夢見てちょうだいな。ぜひっ!!

 

p.s. 僕プロデュースのフォレスタ動画第4弾「スカイ・ハイ」を、ぜひご視聴あれ。

 

 

 

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