日曜の夜ですな。いきなり脱線だが、今年の大河は賛否両論が巻き起こることだろう。三谷幸喜さんの脚本は、彼にとって大河初となった『新選組!』と、2016年の『真田丸』に続いて3作目で、先週より始まった『鎌倉殿の13人』は、初回を見る限りこれまで以上にぶっ飛んでいる。宮藤官九郎さんと並び、僕にとって大河の脚本をやってもらいたい二大巨塔である。『いだてん』は不評だったけど、いつものおっとりした大河と全く異なる作りにしたのがその大きな要因だろう。宮藤さんは『あまちゃん』でも、朝の連ドラにでっかい風穴を開けたもの。あっ、そうそう、逆の二大巨塔が倉本 聰さんと山田太一さんで、もう一度ペンをとってくださらないかなあなんていつも妄想している。って、なんの話だ。最新号 (vol.71) のPRつぶやきの大編集後記がまだまだ続くよいつまでも。
特集のパート5となる「タメ年男こだわりの逸品」では、一昨日つぶやいたお二人に加え、イラストレーターのソリマチアキラさんと東京スカパラダイスオーケストラの大森はじめさんにご登場いただいた。うーむ、このセクションは各人2ページずつで展開していて、なんとも豪華な8ページである。
ソリマチアキラさんのこのメインカットの佇まいはなんだ。若々しいのに落ち着きと雰囲気はタメ年男に思えない。下にも上にも見える不思議な感覚を覚える。まっ、一言で表現すれば「かっちょいい」に他ならない。ちなみに本の仕上げとなる作業が、全てのページからキーワードを抜き出して巻頭に掲載する「FEATURE WORDS」作りで創刊以来続いているページだ。彼から選んだワードは「着こなしていくと個性の塊になっていく、それがスーツの魅力です」にした。クリスマス気分で街がキラキラしている頃の作業で我想った、今年何回スーツを着ただろうかと。おそらく、仕事始めの日と葬式の2回だけだと気がつき、これはまずいと、今年は仕事始めから3日間をスーツで過ごしたのだった。彼の記事を読み込んだおかげだ、ありがとうソリマチさん。
続いて、尊敬するスカパラのメンバーが登場してくださった。うーむ、やはり若い。このセクションの4人は皆さんカッコ良すぎる。仕事に努力を求められるからで、そこに真剣に向かっているからだろうというのが僕なりの解釈である。加えて、着るものだけでなくその中身、真のスタイルの維持にもきっと日頃より注力しているのだろう。感心しているだけでなく見習いましょうね。そんな自分への刺激にもなる『昭和40年男』の最新号をまだ手にしていないあなた、もったいないですぞ。明日からの1週間を刺激的に過ごすために、今すぐポチッとしてちょうだい。