本日二度目のつぶやきである。メンバーの度重なるトラブルで半年ぶりの動画リリースとなってしまったが、フォレスタプロジェクトの再開である 。
フォレスタはご高齢の方々に絶大な支持を受けているコーラスグループで、BS日テレに週一の冠番組「BS日本・こころの歌」を持ち、コロナ以前は年間約100本の国内ツアーを敢行して、どの会場も熱気の渦に叩き込む実力を持つ。クラシックを完全習得した男女メンバーによるコーラスは繊細さと迫力を併せ持った、すばらしいハーモニーを楽しめる。が、いかんせん観客はご高齢の方ばかりで、自然とそこへと向けた選曲でライブが構成されるのだ。
僕が彼らと仕事をするようになって、常日頃思っていた。「もったいない」と。長年の活動で練り上げられた “ホンモノ” の歌唱をお年寄りだけに独占させているのは、実にもったいない。ご高齢者を対象にしているものの、選曲さえ工夫すれば “ホンモノ” を求める年齢になった俺たち世代に間違いなく刺さると考えたのだ。そこで彼らに「悪いようにはしないからさあ、僕のプロデュースにちょっとだけ付き合ってみてよ」と嘆願したのだ。
具体的には、僕の選曲でこのつぶやきから動画配信することから始めることになった。快諾を得たものの、結果彼らに大変な労力を負わせている (じゃあ、悪いようにしないはウソじゃん) 。申し訳ない話なのだが予算ゼロプロモーションな訳で、この動画制作にまつわるスタジオ代や編集作業、アレンジやリハなどなどに関わる一切を、彼らは手弁当でまかなっている。俺たち世代でブレイクさせるという僕の夢を信じて付き合ってくれているのだ。
第1弾を「宇宙戦艦ヤマト」、第2弾をボズ・スキャッグスの「ウィアー・オール・アローン」、第3弾をショーグンの「男達のメロディー」でお届けしてきた。そして半年ぶりとなる第4弾はぬぁんとジグソーのというより、ミル・マスカラスのと言った方が通りがいいだろう「スカイ・ハイ」で勝負だ。『昭和40年男』読者をターゲットにしたファーストクールでの狙いは「えっ、そんな曲もできるの?」で、次の第5弾が1つ目のピリオドと捉えている。
晩酌中の皆様、さあお付き合いくだされ。過去の作品もぜひっ!!