総集編 (『生涯現役 還暦上等』) の大編集後記は、今日でひとまずピリオドを打つことにする。過去の記事を集めて作る総集編の作業は、僕にとってはもう趣味と言っていいほど楽しい仕事のひとつだ。眠っていた記事を蘇らせる楽しみと、構成によってイキイキする楽しみがそれだ。今回はとにかく熱苦しく作リたかった。だからフレーム周りは “赤” ばかりだ。表紙から始まり、目次、扉、序章となる兄貴たちの金言集、最終ページのメッセージから奥付まで、真っ赤っ赤である。凄まじい。
乗っかる文字はその赤にへこたれてはならぬ。表紙の書はまさしく “真っ赤っ赤上等” とでも言っているかの如く強く熱い。そして特集の扉も赤いが、まずこのような遊びを考えるのも実に楽しい作業である。表紙にも飾ったキャラクターを、僕は「還暦くん」と名付けた。この扉にはご覧のとおり、右ページに9人と左ページには表紙と同じ「還暦くん」を置いた。実はこの右ページは表紙案の一つでもあったが、ちょっとうるさくてボツにしたのだが、この扉を作る際に復活したのである。ウンウン、おもしろい仕掛けになった。左ページは赤に負けないように書いた檄文である。あっちっちである。
各章立ても我ながらうまくいき、終章として昨日もリスペクト満載でつぶやいた辛坊さんの6ページで幕を閉じる。さらに蛇足のようにぶら下がっているのが、扉に続いてまたも僕のメッセージである。あー、うるさい。嫌われちゃうかなあなんて考えながらも、ペンを取るとそんな奥ゆかしさはゼロになり書き殴る。だってね、本当に還暦が見えてきちまったのだもの。その年昭和100年。絶対に大騒ぎしてやるとの決意表明でもあるのだ。その熱苦しさを優しく包み込んでおくれと、還暦くんを9人配したのさ。これでいいのだ。この檄文に、火傷しないでお付き合いいただけた方にはハグをプレゼントします。あっ、ダメだ。コロナだものね (笑) 。