増刊号ではあまり大編集後記はしないのだが、昨日リリースした『生涯現役 還暦上等』は僕のライフワークと言っていいプロジェクトなんで、やかましく騒がせていただく。巻頭に6ページで綴ったDJ KOOさんとの出会いはまるで赤い糸だった。
ある日、来社いただいたavexさんの担当者が「今年DJ KOOさんが還暦なんですよ」と切り出すじゃないか。これこそ飛んで火に入る夏の虫状態である。「実は暮れにこんな本を考えているのですが」と伝えると「では本人とまずは打ち合わせしまょう」と、これまたうれしいことをおっしゃっていただき勇んで出かけた。この時点ではまだ59歳のKOOさんなのだが、いい話が次々に出る。この打ち合わせで、ロングインタビューが決定したのである。
後日、担当編集とカメラマン、ライターと4人で彼の仕事部屋にうかがった。DJとして絶対的な地位を築いているにもかかわらず、バラエティの世界も開拓した彼の言葉は56歳の僕に響く響く。これはもちろん、記事を読んでいただければガッテンガッテンしていただけるはずだ。
ひとつ自慢させていただこう。最後の見開きで、卓で決めているKOOさんさんの写真を4点使っている。これやらせなしで、実際にプレイしてくださっているのだ。我々取材陣は、日本一のDJを貸切状態で楽しんだのだ。KOOさん、ごちそうさまでした。
いつも申すことだが、このつぶやきに付き合ってくださっている『昭和40年男』ジャンキーの方々はほとんどのページを持っているだろうから、立ち読みでもよろしいあるよ。でもね、再編集しているのと書き下ろしインタビューがこのページを含んで6ページ×3本もあるから、買ってもよろしいあるよ。ともかくぜひ書店に行ってみてくだされ。僕はこの本、かなり好きです (笑) 。