「懐かし〜っ」と思わず声に出たのではないか。箱のデザインはほぼ記憶に残っておらず、正式名称に “モロッコ フルーツ” と付くのも同様で、“ヨーグル” とだけ記憶していた。今年3月にバカリズムさんの番組で、昭和レトロをテーマにした回に出演させていただいた際に、駄菓子屋めぐりを東京03の豊本明長さんとご一緒させていただいた。“昭和50年男” の彼とヨーグルで盛り上がった。木のスプーンでいただくことがポイントなんだと僕は力説したのだった。
そして今更ながらこの箱に描かれているゾウの意味を今日知った僕だ。「子供たちがゾウのようにやさしく、強く育ってほしい」という創業者の願いが込められているとのこと。クーっ、泣けるぜ。メーカーのサンヨー製菓さんは1961年創業で、現在の社長・池田光隆さんは昭和46年男で、創業者は祖父とのことだから戦争経験者であることは間違いない。折に触れ僕は語る。戦争を経験なさった方々が、俺たち世代を豊かにしたいと深い愛を持って事業を作り込んでくれたから、俺たち世代は幸せなんだと。サンヨー製菓さんの小さな小さなお菓子にはでっかい愛が詰め込まれていたのである。
昨日アナウンスした、もしも「浅草秘密基地」のクリスマスペシャル、題して「世界一早いクリスマスパーティ」が開催できたら僕からのクリスマスプレゼントにお持ちしたいと考えている。そうそう、12月27日に開催を検討しているのになぜクリスマスパーティなのかと問い合わせがあった。説明しよう、終わったばかりだから来年のクリスマスを先取りするのである。以前もクリスマスを過ぎて開催したことがあり、僕は馬鹿の一つ覚えの如く「メリークリスマス」と皆さんと乾杯を繰り返した。サンタさんの格好で登場してくれた参加者がいたほどだ。なんと馬鹿げているのだろうかと思えば思うほど、なんとか開催したい気持ちが強くなる。変異カブが封じ込められたらいくぜっ。
なんで編集部にこの箱があったのか。これはまだ明かせないものの、来週には明らかになるだろう。フッフッフ、乞うご期待じゃ。