情緒が必要な時代!!

昨日キャシャーンになった。サザン世代の僕にとって憧れの地、茅ヶ崎に乗り込みご覧の講演をぶちかましてきたのだ。「ビジネスとは?」というのは生々しくてあまり好みではないものの、参加してくださる方々には夢見る若者も多いと聞いていたので、こうした方がキャッチーだろうと考えた。まっ、TPOっちゅうやつですな。

 

イベントでゲストとして登壇するわけだから、それなりのコンテンツを作り込まねばならない。そしてもちろん、喜んでいただかねばならない。昨日立てたストーリーとしては、デジタル社会におけるシンパシーの重要性とそれをビジネスとして展開する場合に入れ込まなければならないキーワードをちりばめて作った。デジタル技術は産業革命以来のでっかい革命であり、その導入期に俺たちが生きていることはとてもとても幸せなことである。が、革命の裏には反作用があることも否めない。それらに打ち勝ちビジネスをビルドするのに必要なものの一つが「情緒」なんだと、僕の持論を展開した。僕のような徳の低い人間の持論だけでは説得力に欠けるからと、田原総一朗さんと宮台真司さんが『昭和40年男』に登場してくださった時の言葉を入れ込んだ。ウンウン、バッチリだ。そもそもこの「情緒」というワードを僕が多用し始めたのは、社内研修というか、スタッフを対象にしたプレゼンの際に見出したものだ。自分の仕事の中に盛り込みながら日々生きている。

 

参加した皆さんに「今日の内容は極秘事項を含むから、SNS禁止ですよー」と注意喚起して、かなり際どいことも盛り込み、概ね好評だった (ように思う) 。昨日のイベントは、質疑応答も含んだ僕のコーナーを10時から2時間開催して、午後が本丸だ。茅ヶ崎にあるコワーキングスペースの「チガラボ」では、月に一度「チガラボチャレンジ」という会を催している。湘南を舞台に毎月2名がやりたいこと (タクラミ) を発表し、参加者同士でディスカッションするというものだそうだ。なんともハードルの高さを感じさせるが、もう60回を数えている。つまり、これまで120ものアイデアが “タクラミ” として提案され、それについての議論がなされてきた。そして昨日はそのフェスとして、希望者が自分のタクラミをPRするブースを出展するというものだった。地域で “何か” を実現させるという高いモチベーションを持った方々の集いということで、これってものすごくいいバイアスがかかっている集団ということになる。その参加者たちに僕がプレゼンするのだから、そりゃー力が入ったよ。

 

で、その緊張から解かれた午後の部は、参加者として楽しませてもらった。タクラミを今まさにカタチにしている方々のブースで、あれこれ実にいい経験になった。中でも、タイ古式マッサージの普及を夢見るブースでの体験は天国だった (写真は極楽浄土の僕) 。これまでほぼマッサージに縁のない僕だからかもしれないが、こんなにいいものなんだあと骨抜きにされた。大勢の方に体験させるため1人15分なのだが、ちょっとした隙を見逃さず2回、つまり30分もほぐしていただいた。おかげで夜は焼酎が進む進む。湘南の魚で舌鼓を打ち鳴らし、茅ヶ崎情緒を堪能したさっ。
 

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2件のコメント

  1. 先日は、つい前のめりになる様な話を楽しませていただきました
    柔和な顔に『熱いビートとハート』が話し言葉の中からビンビン❗️に伝わって来ました
    久々に『カッコつけたおじさん』に出会えて嬉しかったです
    昔と言われる様になった【昭和】から堂々と現れたヒーロー

    最近の私は…
    決して間違ってない、今の時代に
    何だかモヤっとしながらも合わせようと必死になっている、どこか違う気がしながら『微笑み返し』を無理している
    たま〜にアックスボンバー!
    一本背負い!でスカッと決めたくなる…昭和の私自身に出会うことが出来ました
    昨日からまた、『ちゃんとした❓
    看護師』に戻りました
    どうもありがとうございました

    三ノ輪と言えば…上野のバイクストリートも近く三社祭や、粋で見栄をカッコよく張っていた人達がたくさんいた気がします…憧れました
    ジョイフル三ノ輪…まだありますかね

    • こじまさん、先日はご参加ありがとうございました。それとうれしいお褒めの言葉の数々もありがとうございます。
      大変なお仕事ですよね。お体大切に頑張ってください。
      三ノ輪といえばでもう1つあるあるです。ちょうど今日、酉の市です。行きたいなあ。

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