カープ3年連続のBクラスに泣くおっさん。

もうかれこれ5年前の夜の写真だ。広島東洋カープが久しぶりのリーグ優勝を飾った年で、しかもこの写真の日はCSシリーズを制して日本シリーズへの進出が決まったのだからサイコーの夜だった。お揃いのカープTシャツがいいでしょ!!

 

小学生の頃からトラキチだった。だが、野球への興味が次第に薄れていき、かつてのトラ熱も信じられないほどに冷めていった。そんな折に、広島カープを初優勝へと導いた古葉監督のインタビューを『昭和40年男』(vol.29) に掲載できた。原爆で傷ついた県民の心を背負って戦っていたとの話が聞けて、そんな彼を尊敬すると同時にカープを応援することにしたのだ。の中でくすぶっていた野球熱に再び火を灯してくれた、古葉さんは恩人である。応援を続けていたところ、5年前に僕がファンになってから初の優勝をもぎ取ってくれた。この後、3年連続でセ・リーグを制する常勝軍団となるわけだが、つい先日、2019年より3年連続のBクラスが決定した。ちなみに振り返ると、2016年と18年は日本シリーズに進んだものの破れ、2017年はCSで下克上を許してしまった。

 

ファンの皆さんはCS進出を期待していたはずだ。巨人の低迷とカープの猛烈な追い上げが重なり、ミラクルを祈りながらの日々を過ごした。まあ、序盤であれだけの負けを積み上げてしまったわけで仕方なしではあるが、最後に夢を見せてくれてありがとうである。

 

こうなると僕にとっての楽しみは、ヤクルトの優勝となる。かつてのトラキチの心変わりに阪神ファンの皆さんはさぞお怒りだろうと思われるが、ヤクルトは在京球団ということで肩を持たせてくだされ。パ・リーグは断然ロッテに勝ってもらいたい。実は大毎オリオンズ〜ロッテオリオンズ時代に僕の故郷、東京都荒川区にあった東京スタジアムを本拠地にしていた。昭和46年までのことで、親父にロッテ戦に連れて行ってもらいガラッガラの球場で観戦した記憶が残っている。かつての在京2球団での日本シリーズで、この渋い組み合わせが実現したら球場に出かけるつもりだ、ワクワク。
 

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