『昭和50年男』(vol.013) が昨日手元に届けられ、社にはこのように売る気満々でストックしている。手前味噌ながらここのところ絶好調の弟は、今回も騒ぎを巻き起こしてくれるのではあるまいか。バッチリ決まった表紙といい、僕にはわからない内容の記事が多いことといい (笑) 、期待できる内容だ。わからん記事満載の中に、僕もどハマりの6ページがある。『風の谷のナウシカ』だ。
元々は当時組んでいたバンドのギタリストが、原作を僕に押し込んできたことで知った。彼はマンガ通で『デビルマン』の原作もすげーから読め、『生徒諸君!』も沖田くんの死は知っておいたほうがいいから読め、『気分はグルービー』はバンドマンガの最高傑作だから読めと、そのようにいろいろ押し込んでくれた。感謝しているが、もうこの世にいないのが悔しい。
おっと脱線ゲームだ。公開されて何年か後にテレビで放送されたのをビデオに収めて、それこそ擦り切れるほど観た。そして何度も泣かされた。『となりのトトロ』と並んで僕にとってはジブリ2大擦り切れムービーであり、『昭和50年男』の記事によって再度観たくなった。というのも、取材に応じてくれたのはスタジオジブリの高橋 望氏で、記事は映画作品にフォーカスして構成している。当時高橋氏は原作が連載された徳間書店の『アニメージュ』を担当していたとのことだ。そしてもちろん原作のファンだったとのことで、その立場で映画化への紆余曲折をたっぷりと語ってくれている。ファンの方々は必見の6ページである。
「理想の女性は?」と聞かれてピンときてしまうのがナウシカである。あんなに清く正しく美しいヒロインなのになんの嫌味もない、完璧と呼ぶにふさわしい女性であるまいか。好きですっ!! で、この6ページに続くのが『AKIRA』で、しかも作品について語ってくれたのはかつて『昭和40年男』にもご登場いただき、金言の数々を俺たちに打ち込んでくれた宮台真司さんなのだ。この記事も必見の4ページで、俺たち世代にもやはり買いじゃないのかなあとオススメする次第だ。カレンダーでは旗日になっている11日の発売だから、間違っちゃったよと仕事をサボって (?) ビールとこの一冊で過ごしてくれっ!!