今日は久しぶりにリアルの記者会見に出かけてきた。リモートも選択できるのでおそらくそちらの参加者の方が多かったと思われるが、僕はもちろんリアルを選びルンルンルンと出かけてきた。会場は浜松町で楽チンだったしね。その内容は川崎重工業からバイク部門が分社化して新たにカワサキモータース株式会社としてスタートしたというものだった。興味がある方は、ネットで多くが上がっているから検索してくだされ。僕はあくまで僕のつぶやきを貫かせていただく。
タイトルにしたとおり、カワサキ乗りの中には “重工業” 製品であることを誇りに思っているジャンキーはいる。僕のような年配者の話だろうが、そうした方々が口にする単語が「川重」である。カワサキとの共催でぶちかましている「カワサキコーヒーブレイクミーティング」には、タンクに川崎重工と入れて乗り入れる猛者もいるほどだ。そんな方は「かつて、戦闘機の飛燕を作っていたんだぜ」な~んてことも誇りに思っていたりするのだ。だがこの度の分社はそんなジャンキーたちの心を粉砕する… と会社の9コ下男子に言ったら「それはないんじゃないですか」と諭された (笑) 。まっ、そうだな。
今日の発表では、カーボンニュートラルについての取り組みについても当然ながら触れ、ハイブリッドとEV車をラインナップする一方で、水素による内燃機の開発を進める方針とのことだ。この部分はメーカー各社が真剣かつ重大案件として取り組みつつも、方向性はなかなか「これだっ」と言えるまでに至っていない。内燃機エンジンは永遠に存続させて欲しい。バイクは燃えてナンボが僕の持論だから、ハードルは高いもののなんとしてでも実現して欲しい。カーボンニュートラルエネルギーは水素以外にもまだ研究の余地があるようだが、トヨタの豊田章男さんによるレース参戦が話題になるなど一歩リードしている状況だ。
とまあ、色々と考えさせられる内容だった記者会見だったが、やや不謹慎な話をさせてもらうと日常が少し戻った気になれたことがなにより嬉しかった。さあ、いよいよ経済回せモードに突入したぞ。行くぜっ!! でもね「秘密基地」はもう少々お待ちあれっ。
カワサキのバイクは唯一無二の世界観がありますね。一言で言えば「ワル」でしょうか(^^)。汎用エンジンもJHON DEER社の小型常用芝刈り機の標準エンジンとしてアメリカ人の生活に溶け込んでいます。
ICEの未来は逆風だらけでしょうけど、不謹慎かも知れませんが私も編集長同様エンジン車のあの燃えてる感が大好きです。
電気は発電所から家庭に届くまでと、バッテリーに蓄電する際やそれを出力として取り出す際にも必ずロスってしまいます。
だから、理屈でいえば自己発動した力を直に路面に伝える手段が一番効率良い筈です。
が、エコという言葉はエコロジーとエコノミーの両方に解釈されるので、どうしても消費者の実益に直結する後者の方がウケてしまうのでしょうね。
とはいえ、走行中のCO2排出量ゼロはバイク乗りにとっても夢の未来でしょうから、EV版Z2の実現に向けてカワサキモータースのエンジニアの皆さんの情熱に期待したいと思います。