このつぶやきで、不定期連載でお届けする「還暦上等」である。そもそもは『昭和40年男』の10周年を記念してぶちあげたスローガンだ。俺たちはいったいどんな還暦男となるのだろうか? 還暦を迎える “昭和100年” は、雑誌『昭和40年男』がハブになって還暦概念大変革元年とする野望を掲げている。僕は7月に誕生日を迎え、いよいよXデイまであと4年を切った。その日まで僕は何に影響され、思考や心境にどんな変化があるのかをつぶやきながらみなさんと共有していきたいと考えている。てな訳で、シリーズ6回目をお届けしよう。
最新号 (vol.69) にご登場いただいた中村雅俊さんは古希、70歳である。実は僕、先日このサイトからWOWOWで明日放送されるとお知らせした、『ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート』を目撃したのである。最も楽しみにしていたのは、僕にとっての筒美作品ナンバーワンの「海を抱きしめて」だった。フルコーラスでないのがちょっと残念だった「時代遅れの恋人たち」と、『ゆうひが丘の総理大臣』の2曲セットをしっかり歌ってくれた。古希の男には全く見えず、なんだか中坊の頃にブラウン管を眺めていた時の総理のまんまで、曲と歌唱に加えその若々しさも感動だった。
毎週月曜日にレギュラーゲストで出演させてもらっている、SBC信越放送のラジオ番組『ミックスプラス』では先週雅俊さんの若さについて、僭越ながら持論を展開させていただいた。周囲への感謝をいつも胸に持ちながらも、それは気遣いではなく自然体だからだ。それが彼の若さの秘訣なんだとまとめた。やや強引かもしれないが、僕の周囲にも少なからずそういう生き方で若さを誇る人物がいるから間違いない (笑) 。これこそ還暦上等、どころか “古希上等” である。見習いたい。
僕は今「還暦上等」に燃えている。いろんなことに燃えている自分をタフだなと思いつつ、燃えちまうのだから仕方ない。で、先日はDJ KOOさんにお会いして「還暦上等」トークをしてきた。テレビで見るまんまのKOOさんは、今年還暦を迎えた。面会はその誕生日の直前だったのだが、還暦は一つのスタートなんだと僕の考えをまるで代弁してくれるようなことをおっしゃってもらった。昨今、バラエティ番組でも活躍する彼だが、50歳を過ぎてから進出した世界の住人たちから「KOOさん、こっち側に来るんですか?」と言われたとのこと。50歳を過ぎての新しいチャレンジは並大抵のことではない。だがそれができたから彼もきっと、還暦上等人生を歩んでいくだろう。さてさて、DJ KOOさんの記事がどんなカタチでみなさんにご披露できるか、乞うご期待だ!!