夏の絵日記。

夏生まれのだから、誕生日前日までは56回目であり、後ろは57回目で迎える人生初めての夏だ。が、憎っくきコロナのせいでつまらない仕事が山積していて盛り上がりに欠けているうえ、ギンギラ太陽が鳴りを潜めてやがって昨日より涼しい。おーい、夏よ。俺の夏よ。もっと暴力的な太陽で俺を喜ばせてくれっ。休みは取れないものの、せめて夜は地元の花火大会や盆踊りを楽しもうと思っていたのに、全部中止でやがる。相変わらず呑みにも行けないし、これじゃあ絵日記の宿題ができないぜ。

 

いやいやどっこい、56歳になったばかりの今月の頭には長野のエムウェーブというアリーナでライブだった。ライブといっても念願の夢の歌う方でなく、しゃべる方だったが、大勢のライダーたちに心を打ち込めた。前日が誕生日だったこと。東京オリンピックの真っ只中に、長野オリンピックのスピードスケート会場でイベントができたこと、そしてそして、コロナのせいで日本中で心の分断が起こっていることに対して、そんなはずじゃねえぜと訴えられたことなど、絵日記が数枚書けそうな経験ができた。56歳のスタートダッシュには最高の一日だった。

 

SBC信越放送で毎週月曜日にトークしている。以前お相手をしてくださった根本 豊さん時代のキックオフが2019年の夏だったから、もう丸々2年で3年目に突入となるのだ。当然ながら、長野県への愛着が強まっている中、今回のイベントだったからなおさらである。この間に知ったことで、長野県では信号のない横断歩道に人がいれば9割近くの車が停車してくれて、これは全国でダントツだそうだ。そして歩行者は、停まってくれた車に向かってペコリとするそうだ。こうした民度の高さを今回の滞在では至る所で垣間見ることができ、愛着はさらに深まった。コロナの収束後に、SBC信越放送の方々とそんな話をするのが楽しみである。あーっ、もう少しだ。

 

で、写真はわずかな時間で楽しんだ小旅の時のカットだ。県立美術館から善光寺へと続く道で、なんとも清々しい夏を感じたのだった。この美術館もすばらしくて、ガラス張りの美しい建物自体がアートしていた。今年の4月にリニューアルオープンしたばかりとのこと。善光寺とともに、長野に行ったら訪ねるべきスポットである。善光寺はおそらく1時間ごとに鐘をついているようで、その音色に心をゆだねながら過ごした時間はここのところ感じたことがないやすらぎだった。必要だな、今の日本に。コロナによって心がささくれているから、本来だったら意見の対立レベルのことが分断になって暴力化してしまう。夏休みが取れているみなさんは、最寄りの神社仏閣でささくれの治療に出かけてはいかがだろう。僕自身も、前述したとおりコロナ対策のくっだらない仕事に追われて若干ささくれていたが、この時間が完全に癒してくれた。ありがとうございます、長野っ!!
 

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2件のコメント

  1. 先日はお疲れさまでした。
    公園~美術館~善行寺 このルートは自分の定番ウォーキングコースです。
    長野を楽しんでいただけて光栄です。
    またお会いできる日を楽しみにしています。
    お体ご自愛ください。

    • K.Matsumotoさん、コメントありがとうございます。最高のウォーキングコースですね。堪能しました。
      今回は本当にお世話になりました。ありがとうございました。
      またエムウェーブでライブができる日を夢見て精進します。次は歌うぜ!!

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