我が心のジョージア。

スタンダードナンバーであり、名歌唱によってレイ・チャールズの代表曲のひとつにもなっている。日本のシンガーも多くがカバーしていて、キー坊こと上田正樹さんのカバーはやはり彼の代表曲と言っていいほどしっくりきている。歌うことにはずーっとしがみついている僕にとって、この曲とオーティス・レディングの「トライ・ア・リトル・テンダネス」は歌いたい憧れ2大ソングで、いつかかっこよく歌っている自分を夢描いているのさ。

 

エアロスミスをきっかけにして、高2くらいからRCサクセションやフェイセス、J・ガイルズ・バンドやローリング・ストーンズといった、ストレートなロックにはまった。すると彼らのルーツミュージックを掘り下げる旅が始まるわけで、どんどんブラックミュージックに傾倒していき、レイとオーティス、サム・クックなんかを聴きまくる高校3年生になっちまったのだ。さらに時を経ていくと病状は悪化して、シカゴブルースにはまりその修行の地を大阪にターゲットして移住してしまったほどだ。今考えるととっても無謀な時期だったが、どっこい人生の肥やしになっているのだから音楽さまさまである。

 

「Georgia On My Mind」の邦題が「我が心のジョージア」である。いいですな、“我が心の” というフレーズが。で、なんでこんな話を持ち出したのか。自分の作っている本に拝借したのさっ。今月23日に発売する4年目突入の総集編を、“我が心の〇〇〇〇” とタイトルした僕だ。これがすごい一冊になったと、締め切り直後の僕は興奮気味なのである。そんなすごい一冊にピンとひらめき拝借させていただいたのは、我ながらナイスなアイデアだと褒めてやりたい。

 

総集編だから、過去の『昭和40年男』で記事が多く掲載されたということだ。つぶやきにお付き合いいただいている方々は、考察を楽しんでいただきたい。「我が心のジョージア」ではジョージア州であることが後に作者より語られたそうだが、聴いているとどう考えてもラブソングで人物名である。今回の〇〇〇〇も人物名であり、文字数もこれにはめていただきたい。コロナのくそったれのせいで、夏休みを閉じこもりの方が多かろう。どうぞ、考察くだされ。この総集編、あまり好きでない表現だけど「かなり、ヤバイっす」。
 

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